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【フェリス女学院中学校の国語で合格点をとるための必勝戦略】

更新日:2026.07.10

フェリス女学院中学校といえば、神奈川女子御三家の一角を担う伝統校であり、知性と品位を兼ね備えた中学受験屈指の難関校です。

そのフェリスの入試において、合否を大きく左右する科目があるのをご存知でしょうか?

そう、それが 「国語」 です。

一見、オーソドックスに見えるフェリスの国語ですが、実は他校とは異なる“独特な出題傾向”をもっています。
ただ文章を読んで答えるのではなく、語彙力・思考力・表現力が総合的に試される設問が並び、過去問に初めて触れた受験生が「思っていたより難しい…!」と驚くことも少なくありません。

しかし、しっかりと傾向を分析し、正しい方法で対策をすれば、確実に得点源にできる科目でもあるのです。

つまり、、
フェリス合格の鍵は、やっぱり「国語」にアリ!

本記事では、フェリス女学院中学校の国語を攻略するために、以下の内容を徹底解説していきます:

  • 問題形式と出題傾向
  • 合格に必要な得点ライン
  • 過去問から見える「フェリスならではの国語力」
  • 語彙力・思考力を鍛える具体的な勉強法
  • まず取り組むべきおすすめ過去問

あなたのフェリス合格に向けて、国語対策の作戦を一緒に立てていきましょう!

1 .フェリス女学院中学校で国語って重要?

対策を立てるためには、まずフェリス入試の問題形式を把握することが大切です。

各科目の試験時間と配点は以下のようになっています。(フェリス女学院中学校公式サイト参照)   

教科配点試験時間
国語100点50分
算数100点50分
理科60点30分
社会60点30分

見てわかる通り、国語と算数が全体の得点の約3分の2を占める構成になっており、理科・社会の得点差を国語・算数でカバーできる仕組みです。
この中で、国語は受験生全体の平均点が70〜80点前後フェリス女学院中学校公式サイト参照)と比較的高い水準にあり、落としてしまうと差がつきやすい科目となります。

「国語で失敗したら挽回が難しい」って本当?

国語で失敗したら挽回が難しいのは本当です。
「読むだけでなんとなく解ける」と思われがちですが、フェリスの国語は記述問題が多く、本文を正確に読み取ったうえで論理的に答える力が求められます。
つまり、表面的な理解では点数が取れないのです。

そして平均点が高めということは、それだけ「落としたら不利になる」ということを意味しています。

たとえ算数が得意でも、国語で60点台を取ってしまえば、他の受験生に後れを取る可能性が高くなります。逆に言えば、国語で安定して高得点を出せれば、それだけで合格にぐっと近づけるということでもあるのです。

関連記事・記述問題のコツ

フェリスの国語は「差がつく」科目!

算数は難問で点差が広がりやすい一方、国語は「記述でどれだけ部分点を積み上げられるか」が鍵。
そして、この記述力は
適切な対策をすれば、誰でも伸ばせる力です。

つまり、、
「フェリスの合否を分けるのは、実は国語」なのです。

今こそ、国語を得点源に!

フェリスを本気で目指すなら、今から国語の記述力を強化すべきです。
正確に読み取る力、自分の言葉で書く力は、時間をかけて丁寧に積み上げることで確実に身につきます。

「戦略的に国語を得点源にできるか」
ここに、あなたの合格への道がかかっています。

2. 実は特殊な、フェリス女学院中学校の国語

フェリスの国語は、一見オーソドックスに見えますが、実は非常に特徴的な出題形式です。
その最大の特徴は、物語文(小説)の文章量が非常に多いこと。

50分という試験時間の中で、格調高く内容の深い長文小説を読み、さらに「どういうことか」と文脈を正確に読み取って答える問題に対応しなければなりません。設問は、「登場人物の心情の変化」「発言の意味」「描写の背景」など、文章の流れを丁寧に追っていないと解けない内容ばかりです。

つまり、フェリスの国語で問われているのは、

  • 登場人物の感情や行動の理由を、文脈から的確に読み解く力
  • 長文の情報を整理し、要点をつかむスピードと精度

という、高度な総合国語力です。

「ただ読めばなんとなく解ける」問題ではありません。深く・正確に読む力が合否を分ける、それがフェリスの国語の特徴です。

得点しやすい問題:「漢字」は確実に取る!

一方で、「漢字」はフェリスの国語の中では比較的得点しやすい分野です。

例えば、2025年の入試で出題された問題を見てみましょう。


問:カタカナの部分を漢字に直し、下線部の読み方を書く問題。

  1. 建築用のシザイ
  2. 国のゼイシュウを増やす
  3. に光るあせ

出題:フェリス女学院中 2025年度


答え:

  1. 資材
  2. 税収
  3. ひたい

漢字自体はそこまで難しくなく、意味を理解していれば書けるものが出題されます。 

漢字は勉強することによって確実に点が取れる分野なので、早めにしっかりと対策し、合格点に近づきましょう!

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3. 過去問分析から見えてきた! フェリスで求められる「表現力」

フェリス女学院中学校の国語では、毎年200字程度の自由記述が出題されます。これはただの読解ではなく、「考える」→「表現する」能力を試すための設問です。

フェリスが求める3つの力

  1. 読む力(インプット)
     「読んで理解する」の先に、“考える”ための土台が重要とされています。
     英語でも国語でも、読んでも “右から左に流れていく”だけでは意味がありません。文章を読みながら考える習慣が大切です 。
  2. 考える力(思考力)
     単なる感想ではなく、本文の内容を咀嚼し、筋道を立てて自分の意見を築く力が評価されます。
  3. 書く力(アウトプット)
     200字程度の限られた中で、根拠を持って結論にたどり着く筋道を明確に示す構成力が求められています 。

 合否を分ける“200字の表現力”

これらの力が融合するのがフェリスの200字作文。
ただ「自分の考えを述べる」のではなく、「どのように筋道を構成し、正確な言葉でまとめるか」が重要です。

多角的な思考を促し、落ち着いて自分の意見を書けるかどうか――
表面的な解答ではなく、自分の言葉と論理に基づいて書ける力が、合否を分ける決定的なポイントとなります。

表現力を高め、より良い解答を作るために、以下の記事も参考にしてみてください。

4. あなたは今、フェリスに受かる国語力がありますか?

ここまでの章では、フェリスの国語がいかに「ただ読む」だけでは通用しない、深い理解と的確な表現力を求める入試であるかを見てきました。

では、あなた自身は今どれだけ“フェリスに通用する国語力”を持っているのでしょうか?

そこで今回は、フェリスで実際に出題された問題に挑戦してみましょう。

問題

この物語の主人公である「私」は、仲間たちと一緒に「砧きぬ子」という都会から来た少女を、毎日ひそかに観察していました。彼女は色白で目が大きく、いつも着物を着ていて、地元の子どもたちから見ると「とても大人びた存在」です。その美しさが、逆に「気にくわない」「放っておけない」といった対抗心や敵意のような気持ちを、子どもたちの間に生じさせていました。ある日、父から「私」は砧家に魚を届け、お金をもらうように命じられた。その魚は父が依頼されて釣って来たものであった。しかし、連日、彼女をいじめている「私」は彼女の家に行きたくないため、理由をつけて役目を避けようとした。しかし、父の命令に従うしかなく、砧家へ出かけ声をかけた。

以下、本文からの引用
『「魚を持ってきました」
私は縁先の物干しの棒のところに立ち止まって、よそ行きの言葉で言った。』

問:傍線部のときの「私」の気持ちはどのようなものでしょうか。

出典:晩夏『井上靖』/出題:フェリス女学院中 2023年度

この問いを正しく解くには、「表面の言葉」ではなく、その背景にある感情を文脈から読み取る力が求められます。

ポイントは以下の3つです:

  1. 普段の行動とのギャップ
     → きぬ子に対しては日ごろ「からかう」「敵視する」ような態度だったのに、今回は「よそ行きの言葉」を使って話しかけている。
     → なぜ、急に“丁寧”な態度を取ったのか? そこに無理をしている=気まずさがあると分かります。
  2. 心情の動きに注目する
     → 魚を届けるのを避けようとしていることから、行きたくないことが明確に示されています。
  3. 「表現」された言葉と「感情」のズレを読む
     → よそ行きの言葉を使った=本心ではない態度をとっている=本当は動揺している。

正解:「いつもは意地悪をしているきぬ子の家なので、気まずい思いをしている。」

フェリスがこの設問で測ろうとしていること

このような設問では、ただ「言葉を拾う」だけでは正解できません。

  • 状況の変化に気づき、それを 人物の感情に反映させて読む力
  • 自分の考えではなく、筆者が描いた人物像を根拠に読む力
  • 行動や表現の背後にある 「心の動き」を読み解く力

これらが総合的に試されているのです。

つまりこれは、これまでに解説してきたようなフェリス国語の核心、すなわち:

深く読む力 × 的確に理解する力

を象徴する設問だと言えるでしょう。

このような読解を積み重ねていけば、フェリスの記述問題や200字作文においても、的確に人物の心情を言葉で表現することが可能になります。

さあ、次はあなたの番です。
次の章では、いよいよ実際の過去問に挑戦し、表現力を鍛えていきましょう!

5. まずはこれを解こう!おすすめ過去問紹介

フェリスの国語を攻略するうえで、最も効果的な対策が過去問演習です。
過去の問題を通じて、出題のパターンや記述の書き方、必要な読解スピードを体得することができます。

ここでは、特におすすめの年度と問題をピックアップしました。
それぞれの特徴を理解したうえで、意識的に取り組んでみましょう!

年度問題特徴
2025年度第二問「建築家にとって大切なもの」をテーマにした論説文。内容をふまえた200字作文が出題されており、読み取り+表現力を鍛えるのに最適です。出典:建築家のアタマのなか『小堀哲夫』/出題:フェリス女学院中 2025年度
2024年度第一問少年と軍人の交流を描いた約8700字の長文小説で、舞台は戦時中。背景の理解が難しい中で、読み切る力文脈把握力が問われる良問です。出典:兵隊宿『神馬/湖ー竹内寛子精選作品中』所収『竹内寛子』/出題:フェリス女学院中 2024年度
2023年度第一問平均点が比較的低かった年度。村に新しくやってきた少女に対する主人公の少女の複雑な感情を描いた作品で、登場人物の心の機微を丁寧に読む練習に向いています。出典:晩夏『井上靖』/出題:フェリス女学院中 2023年度

まずはこれらのおすすめの過去問を解いてみましょう!

6. 過去問の効果的な活用法

過去問をただ解くだけでは、十分な効果を得ることはできません。

過去問を効果的に活用するためには、以下の点に注意することが重要です。

記述力は、日々の思考の積み重ねから育まれる力です。
そのため、問題を解くだけでなく、日常の中で「考えを言葉にする習慣」を意識的に持つことが大切です。
たとえば、教材の内容について親子や友人と話し合う時間をつくることで、自分の考えが整理され、表現力の定着にもつながります。

また、日々のニュースや身近な話題をもとに、「なぜそうなったのか?」「自分ならどうするか?」といった問いを立てて考える練習を積むことで、社会への視点や論理的な思考力も自然と鍛えられていきます。

保護者の子供への接し方について、実際に東大生にインタビューした記事はこちら!

7. まとめ

フェリス女学院中学校の国語は、単に文章を読むだけでは対応しきれない、深い読解力と高度な表現力を求める入試です。
特に、長文小説の読解と200字作文は、フェリス特有の出題形式として毎年安定して出されています。

そして、フェリスの国語では、こんな力が問われています:

  • 登場人物の感情や背景を丁寧に読み取る「読解力」
  • 本文の内容をふまえて自分の考えを構築する「思考力」
  • 筋道を立てて、論理的に表現する「記述力」

これらは一朝一夕で身につくものではありません。しかし、良質な過去問演習と日々の思考の習慣を重ねることで、必ず確実に力は伸びていきます。

作文であれ、心情理解の記述であれ、フェリスは受験生一人ひとりの「考える力」と「言葉の選び方」をしっかりと見ています。
つまり、表面的な正解ではなく、「どのように読んで、どのように考え、どのように書くか」を評価しているのです。

フェリスを目指すあなたに今、必要なのは、「なんとなく解けた」で終わらない学習。
読んで、考えて、書いて、自分の言葉で世界を表現する力。
その力は、受験のためだけでなく、これからフェリスで学ぶ知性や感性の土台にもなっていきます。

一歩一歩、丁寧に。
あなたのその積み重ねが、必ず合格への扉を開きます。

国語特化のオンライン個別指導塾「ヨミサマ。」では、雙葉の国語に頻出の高度な文章を、東大生を始めとした難関大学の講師とともに学習していきます。

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この記事を編集した人

ヨミサマ。編集部

東大生がつくる国語特化の個別指導塾ヨミサマ。編集部です。国語のプロフェッショナルとして、国語が苦手な生徒から東大受験対策まで述べ二千人以上を指導してきた経験を記事にしてお伝えします。完全独学で東京大学文科Ⅰ類に合格し、「成績アップは国語で決まる!」著者の神田直樹が監修しています。