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大阪公立高校B問題

【大阪府公立高校入試B問題の国語で合格点をとるための必勝戦略】

更新日:2026.08.11

大阪府公立高校入試において、府内の多くの高校が採用する「B問題」。

2026年度入試では、箕面高校、桜塚高校、東住吉高校など、府内の人気校でも国語B問題が採用されています。

多くの受験生が、理科・社会の暗記や数学の対策に追われがちですが…

国語は、合否の命運を左右するとても重要な教科なんです!!

基礎から標準的な難易度で構成されていますが、合格するためには読解力や作文力、漢字や古文の知識など「確かな国語力」が必要になります。

B問題は全体的に平均点が高くなりやすいため、ライバルたちも確実に点数を稼いできます。だからこそ、国語の読解や作文で確実に高得点を取得することが合格に直結するのです!

また、国語以外の他の教科を解く上でも、読解力は必要になります!

大阪府の人気校合格の鍵は、ズバリ「国語の確実性」にアリ! なのです。

この記事では、そんな大阪府公立高校入試B問題国語の 

  • 問題形式
  • 問題傾向
  • 実際に出題された問題
  • 合格までの具体的な対策方法

などについて徹底解説をしていきます。

「大阪府公立高校入試B問題の国語で、確実に高得点をもぎ取る必勝戦略」

一緒に立てていきましょう!

様々な能力が要求される、B問題の国語の問題形式

対策を立てるためには、まずB問題の国語の問題形式を知らなければなりませんよね

問題形式は、下のようになっています(参照『2026年度受験用 大阪府公立高等学校 一般入学者選抜(英俊社)』)。

  • 試験時間:50分
  • 配点:90点

<問題構成(全5題)>

  • 文学的文章
  • 論理的文章
  • 古文
  • 漢字の読み書きや国語の知識問題
  • 作文

大きな特徴は、知識、読解力、作文力まで多様な能力を必要とされるということです。

また、現代文では、複数の文章読解問題が出題されます。

文章の種類や大問構成は年度によって異なりますが、筆者の主張や文章全体の内容、登場人物の心情などを正確に読み取る力が求められます。

また、B問題の国語は、現代文だけでなく古文や漢文、作文も出題されます

作文は、C問題に比べると難易度は低く字数も少ないですが、「設問や資料の要点を素早く掴み、自分の意見を分かりやすくまとめる力」はしっかり求められます。苦手意識を持つ人も多い作文ですが、その分差をつけるポイントになります。 

C問題についてはこちらの記事(大阪府立高校C問題)を参照

また、知識問題では漢字だけでなく、漢文や慣用句、敬語の知識も問われることが大きな特徴です。ここは暗記の比重が高く、難易度がそこまで高くない分、ライバルに差をつけられないための重要な得点源になります。 

つまり、高得点を取るためには、単なる「読解テクニック」だけでなく、

確かな「知識」と論理的な「表現力」、そして「素早い処理能力」をバランスよく磨いていくことが不可欠なのです。

得点しやすい問題

知識問題では幅広い内容が問われるとは述べましたが

漢字の読み書きは、ほぼ100%出題されます!

これはしっかりと学習していれば確実な得点源となります。漢字の学習は日頃の積み重ねが大事です。早めに対策しておきましょう!

過去問分析から見えてくる、一貫した問題傾向

B問題国語は、現代文や古文などの読解問題に加え、漢字・語句などの知識問題、作文まで幅広く出題されます。

では、実際にどの分野にどの程度の点数が配分されているのでしょうか?

直近3年間の配点を分析すると、次のようになっています。

年度読解問題知識問題作文
2024年度60点12点18点
2025年度58点14点18点
2026年度58点14点18点

このように、読解問題は毎年58〜60点を占めており、国語全体の約3分の2にあたります。

そのため、B問題で合格点を取るには、

文章の内容や筆者の主張、登場人物の心情などを正確に読み取る力が必要不可欠です。

一方で、漢字や語句などの知識問題と作文を合わせると、毎年30〜32点あります。

読解問題だけを対策していては、高得点を安定して取ることはできません。

知識問題は、学習した分だけ得点につながりやすい分野です。また、作文は2022年度から2026年度まで、5年連続で18点が配点されています。

つまり、B問題国語では、

読解力を中心に鍛えながら、知識問題と作文でも確実に点数を積み上げる

というバランスのよい対策が重要なのです。

また、2022年度から2026年度までの問題を見ると、文章のテーマは、

都市空間、未来、創造性、哲学、日本建築、言葉の意味

など、幅広い分野にわたっています。

作文では、2022年度の「海外の人に伝えたい日本文化」、2023年度の「国語は乱れていると思うか」、2024年度の「話し合いで心がけたいこと」、2025年度の「読書の良いところ」など、資料や文章を踏まえて自分の意見を述べる問題が続いています。

そのため、作文のテーマを予想するだけではなく、資料の要点を読み取り、条件に沿って自分の意見を書く練習をしておくことが大切です。

あなたは今、志望校に受かる国語力がありますか?

早速ですが、この問題を解いてみてください。

これは実際の2023年度B問題からの抜粋(改題)です。

この問題は、B問題で重要になる、筆者の主張を的確に捉える必要のある記述問題です。 

人気校・上位校へ合格するためには、このような問題で確実に得点できるかどうかが鍵になってきます。 

では、取り組んでみましょう。

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(前略)

 俳句をデジタルな情報として考えたとき、俳句を詠むということは情景や心に感じたアナログな情報を、デジタル情報である十七音の言葉の組み合わせに変換している操作であるということができます。この十七音を通して作者の思いが他者に伝わるということは、読者が十七音を読み取って自分の頭の中に他者の感じた情景や気持ちを再現し、自分の状況に重ねていると言えるのではないでしょうか。

 つまり、俳句を通したコミュニケーションが成立するためには、世界や自分に関するアナログな情報をデジタル情報に変換するエンコーダーと、デジタル情報から世界や他者に関するアナログな情報を復元するデコーダーを持つ必要があることになります。音楽の例でいうと、空気の振動からなるアナログなデータをデジタルに変換するエンコーダーによってデータを作成、保存し、デジタルなデータから最終的にスピーカーにより空気の振動に戻すデコーダーによって音楽が再現されることと同じようなことです。正確に情報を伝えるためには、エンコーダーとデコーダーの情報変換規則ができるだけ齟齬がないことが条件となります。

(後略)

川村秀憲・山下倫央・横山想一郎「人工知能が俳句を詠む」

問:傍線部とあるが、俳句を通したコミュニケーションにおけるエンコーダーとデコーダーの役割とはどのようなことか?(2023年大問4-3)

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どうでしょうか?馴染みのない横文字が多く、内容が全く頭に入って来ない!!

と焦った人も多いのではないでしょうか?

問題文自体はこの前後にもありますが、実は抜粋部分から解答を導くことができます!

まず模範解答を見てみましょう!

詠み手が情景や気持ちを十七音の言葉の組み合わせに変換し、読者がそれを読み取って自分の頭の中でその情景や気持ちを再現すること。

です。

では、どのようにこのような解答を作っていくのかを解説していきます。

<問題解説>

まず「エンコーダー」「デコーダー」というキーワードに注目してみましょう。

聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、文中からその意味を読み取ることができます。

傍線部のある段落の冒頭で、エンコーダーは「世界や自分に関するアナログな情報をデジタル情報に変換する」もの、デコーダーは「デジタル情報から世界や他者に関するアナログな情報を復元する」ものと説明されています。

『アナログ→デジタル』の変換を行うのがエンコーダー、

『デジタル→アナログ』の復元を行うのがデコーダーと整理することができます。

あとは

俳句において「アナログな情報」と「デジタルな情報」はそれぞれ何に対応するか

エンコーダーとデコーダーの役割を担うものは何か

を読み取れば答えに辿り着けます!

前半の段落で、「俳句をデジタルな情報として考えたとき」とあるので、「デジタル=俳句」ということが分かります。(同じく俳句を指す「十七音」もデジタル情報だと述べられてますね!)そしてそれが、「情景や心に感じたアナログな情報」から変換されたものであると説明されているので、「アナログ=情景や気持ち」と捉えることができます。

さらに、アナログな情景や気持ちをデジタルな俳句に変換する(=エンコーダー)は「俳句の詠み手」、デジタルな俳句からアナログな情景や気持ちを再現する(=デコーダー)は「読者」だと押さえることができます。

これらの情報を統合すると、模範解答のようになります。

詠み手が情景や気持ちを十七音の言葉の組み合わせに変換し、読者がそれを読み取って自分の頭の中でその情景や気持ちを再現すること。

模範解答に近づけたでしょうか?

対比を意識しながらキーワードが指すものを押さえる必要がある、難しくもとても良い問題だったのではないかと思います。

B問題では、このように、文中に散りばめられた情報を統合しながら、長文記述を限られた時間で完成させる必要があります!

(使用した過去問 2023年 大問4-3)

合格に近づくおすすめ参考書を教えます!

国語B問題を攻略するためには、

漢字や古文漢文の知識に加え、文章の内容を正確に把握する読解力、記述問題や作文で自分の考えを分かりやすくまとめる表現力

が必要です。

B問題はC問題ほど難易度が高いわけではありませんが、現代文・古文漢文・知識問題・作文まで幅広く出題されるため、総合的な国語力が求められます。

そのために、目的にあった参考書を上手に活用して勉強することが大切です!
以下、おすすめの参考書を紹介します。

中学国語 出口のシステム読解(水王舎)

▶︎「対比」「言い換え」「因果関係」といった文章のつながりに注目して、本文を正確に読み解くコツが習得できます!B問題の現代文で必要な、筆者の主張や登場人物の心情を根拠をもって読み取る力を鍛えるのにピッタリな参考書です。 

高校入試 合格でる順 国語 五訂版(旺文社) 

▶︎高校入試で出題されやすい漢字・語句・文法・古文・作文などを、分野ごとに効率よく確認できる一冊です。B問題は幅広い知識が問われるため、読解だけでなく「取れる問題を落とさない力」をつけるのに役立ちます。 

また、B問題は問題形式が毎年あまり変わらないので、過去問をたくさん解いて形式に慣れ、時間配分などを練習しておくことも大切です

まとめ

国語B問題で合格点を取るためには、文章の内容を正確に読み取る力に加え、漢字・古文漢文などの知識問題、そして自分の考えを分かりやすくまとめる作文力まで、幅広い国語力が必要になります。

国語特化のオンライン個別指導塾「ヨミサマ。」では、入試で必要な読解力・記述力を、東大生を始めとした難関大学の講師とともに鍛えていきます。 

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この記事を編集した人

ヨミサマ。編集部

東大生がつくる国語特化の個別指導塾ヨミサマ。編集部です。国語のプロフェッショナルとして、国語が苦手な生徒から東大受験対策まで述べ二千人以上を指導してきた経験を記事にしてお伝えします。完全独学で東京大学文科Ⅰ類に合格し、「成績アップは国語で決まる!」著者の神田直樹が監修しています。