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【中学受験】国語の点数を上げる3つのルール|東大生が分野別の解き方も解説
こんにちは!ヨミサマ。編集部です!
「国語の成績って、どうすれば上がるのかわからない、、」
「結局国語ってセンスだよね」
国語は全ての教科の基礎となる大事な科目でありながら、こうした声はよく聞かれます。日本語なので完全にわからなくはないのですが、だからこそどうしたら国語の点数が上がるのかがイメージしにくいんですね。特に中学受験の国語は、算数や理科と違って「何を勉強すればいいのか」が見えにくく、多くのご家庭が悩まれるポイントです。
しかし、戦略的に国語の成績を上げる勉強法は存在します!
この記事では、国語特化のオンライン個別指導塾「ヨミサマ。」に所属している現役東大生が、国語の点数を劇的に上げる3つのシンプルなルールと、漢字・選択問題・記述問題という分野別の具体的な解き方をあわせて解説していきます。やってはいけないNGな勉強法、中学受験生に向けた学年別のアドバイス、よくある質問にもお答えします。
この記事を見れば、明日からの国語の勉強が確実に変わります。国語が「得意になった!」という実感を、この記事を読んで一緒に身につけていきましょう。
目次
そもそもなぜ、国語は成績が上がりづらいのか

まずは、なぜ国語の成績が上がりづらいと感じるのかを簡単に確認しておきましょう。原因がわかれば、そのまま対策につながります。

(1)「日本語」なので、なんとなく読めてしまう
算数や数学のテストで0点を取った経験がある人はいても、国語で0点という経験はほとんどありません。慣れ親しんだ日本語で構成されているため、何もわからないという状態が起こりにくいのです。
ところが、これが国語の成績を上げづらくしている原因でもあります。あまり時間をかけなくてもそこそこの点数が取れてしまうため、勉強が後回しになってしまうのです。一方で国語は時間をかけなければ点数が上がらない科目でもあるため、この矛盾が成績向上を妨げています。
実際に、読書習慣のある子どもは、ない子どもに比べて国語の成績が伸びやすいというデータがあります。ベネッセ教育総合研究所の邵勤風氏・野﨑友花氏による調査(2021年)では、もともと学力が高いグループでは読書量の多い子どもと少ない子どもの間で偏差値に1.7ポイントの差が、学力が低いグループでは3.2ポイントもの差が1年間でついたことが報告されています。読書は語彙力や読解スピードを高める効果があり、学校や塾の演習だけでは補いきれない部分を支えてくれるのです。
(出典)ベネッセ教育情報サイト「小学生の読書量と国語の学力、どれくらい関係する? 学力を伸ばすだけでなく、心の安定にも効果あり?!」
(2)答えのどこが間違っているのかが分かりにくい
一生懸命考えた答えがバツにされ、正しい答えだけを教えられて「こういう答えだから」と割り切って次に進んでしまう。これこそが国語の点数が上がらない大きな要因です。何がよくなかったかがわかりにくいため、次も同じようなミスを繰り返してしまうのです。
算数であれば、計算ミスか公式忘れかなど原因がすぐに見つかり改善できますが、それがなかなかできないのが国語の問題点なのです。
(3)「センス」「経験」の問題だと思われている
「読書習慣がないので無理です」「人の気持ちを理解するのが苦手で……」といった声もよく聞きます。国語には公式のような明確な勉強法がないため、勉強する前からポテンシャルが決まっていると考える人が多いのですが、これは誤解です。次章で紹介する3つのルールと分野別の解き方を組み合わせれば、誰にでも再現できる「型」を身につけることができます。
成績が上がらない人がやってしまいがちな、国語のNG勉強法
具体的な解き方を紹介する前に、まず確認していただきたいのが「やってしまいがちなNG勉強法」です。以下に当てはまる場合、いくら勉強時間を増やしても成績が上がりにくい可能性があります。
・問題を解いて答え合わせをするだけで終わっている
問題集やテストは「正解」を教えてくれますが、「自分の答えのどこがダメだったのか」までは教えてくれません。丸か罰かの確認だけで次に進んでしまうと、同じ間違いを繰り返すことになります。
・漢字や語彙を「見るだけ」で覚えようとしている
赤シートや単語帳で答えを隠して眺めるだけの学習は、読み方の暗記には有効ですが、書けるようにはなりません。漢字は実際に手を動かして繰り返し書き、意味や部首とセットで覚えることで、忘れにくい知識として定着します。
・「なんとなく」で解答を選んでいる
選択問題で「これっぽい」という感覚だけで選んでしまうと、正解しても不正解でも学びが残りません。なぜその選択肢が正しいのか、なぜ他の選択肢が誤りなのかを、文中の根拠に基づいて説明できるようにする必要があります。
・模範解答を読んで「なるほど」で終わっている
模範解答を読んで理解した気になっても、それは「正解にたどり着くまでの道筋を知っただけ」にすぎません。自分がどこでその道筋から外れたのかを振り返らない限り、次の文章では同じところで間違えてしまいます。
これらのNG勉強法に共通するのは、いずれも「一方通行の学び」で終わっているという点です。ここから紹介する3つのルールと分野別の解き方は、この一方通行の学びから抜け出すための具体的な方法です。
国語の点数を上げるための、3つのシンプルなルール【簡単な順】
そんな国語ですが、東大生も実践していた3つのシンプルなルールを守るだけで劇的に点数が上がるようになります。まずは今すぐ実践できるものから、順番に紹介していきます。
(1)答えは文中にある
これはよく言われていることですね。「そんなの知っているよ」という方もいるかもしれませんが、本当にあなたは文中から答えを書けていますか?
人間は誰しも主観で物事を考えてしまいます。国語ができない人がよく陥りがちなのが、聞かれてもいないのに、自分の考えを書いてしまうことです。これ、自分ではよく考えた気になってしまうので危ないんです。
文章を書いたのは「筆者」です。なので、問題では筆者が言っていることが正解になります。例えば、筆者が地球は円盤だと言ったら、他の人が球体と言おうとも、その文章の中での正解は「円盤の地球」なのです。自分の常識にとらわれず、必ず筆者の目線に立って解答を書くことを心がけましょう。これは今日、次の問題を解くときからすぐに実践できるルールです。
(2)「加点要素」を意識して書く

みなさんは、自分の答案を自分で採点したことがありますか?ここができているから加点、できていないから減点、という採点をしたことがありますか?したことがないなら、今すぐにでもした方が良いです。
国語の点数はセンスや経験によって左右されると思いがちですが、点数が高い人はこの「加点要素」を意識して書くことがとても上手いのです。試しに模擬試験の記述問題の模範回答のページを開いてみてください。「この要素が書いていれば何点」といったことが書いてあるはずです。これこそが加点要素です。
何も考えずに目に入ったことを書いていくのか、何が加点要素になっているのか考えながら書いていくのか。その間に大きな点数の開きができることは想像できるでしょう。模擬試験のように加点要素が明示されていなくても、問題集で記述問題を解くときには、模範解答を参考に自分で加点要素を考えて採点する練習をしてみてください。
(3)正しい答えではなく、正しい思考プロセスを知る

国語が他の科目と大きく異なる点、それは「同じ問題が二度と出ない」ことです。いくら模範回答を読んだところで、なかなか国語の点数を上げることはできません。
そんな国語の学習において重要となってくるのが「再現性」という観点です。例えば、対比構造がわかっていなかったために問題を間違えたことがわかれば、再度同じような対比をテーマにした文章が出たときに正解できますよね。これが「再現性」です。軸となる考え方、文章の捉え方を意識して学習していくことで、試験本番でしっかりと得点できる力が身につきます。
この再現性を重視して学習するときにおすすめの参考書が「塾技」です。この参考書では、入試国語に出てくる様々な回答方法を再現性のある形式で学ぶことができます。
♦︎井上 秀和 『中学入試 国語 塾技100 (中学入試 塾技)』 文英堂
正しい答えよりも、正しい思考プロセスが何倍も大事なのです。この考え方は、文章の要旨をまとめる要約問題でも同じように役立ちます。要約のコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
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【分野別】3つのルールを、実際の問題でどう使うか
3つのルールを頭に入れたら、次は分野ごとの具体的な使い方を確認しましょう。中学受験の国語で頻出の「漢字・語彙」「選択問題」「記述問題」について、実際の解き方に落とし込んでいきます。
漢字・語彙:反復と意味理解をセットにする
漢字や語彙は、覚えれば確実に点数につながる「最も対策しやすい分野」です。ポイントは、①実際に手を動かして書く、②意味や部首とセットで覚える、③1日5分でも毎日繰り返す、の3点です。テスト前の一夜漬けよりも、短時間の学習を毎日継続する方が定着率は高くなります。間違えた漢字や語句は「間違いノート」にまとめておき、テスト前に見返す習慣をつけると効率が上がります。語彙力を根本から伸ばすトレーニングについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
選択問題:ルール(1)を使って区切って照合する
選択問題で「なんとなく」選んでしまう人は、「答えは文中にある」というルールを思い出し、選択肢を2〜4つのブロックに区切って、ブロックごとに本文と合っているかを照合する方法が効果的です。冒頭は合っているのに後半だけズレている、という選択肢のひっかけを見抜きやすくなります。また、いきなり消去法で絞り込むのではなく、「なぜこの選択肢が正解なのか」を本文の根拠から説明できる状態を目指すことが基本です。消去法はあくまで最後の保険として使いましょう。この解き方をさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
記述問題:ルール(2)を使って加点要素から逆算する
記述問題では、「加点要素を意識して書く」というルールを使い、模範解答を見て「なるほど」で終わらず、「どの要素が書けていれば加点されるか」を意識して答案を作る練習が重要です。模擬試験の採点基準を見ると、「この要素が書いていれば何点」という加点ポイントが示されていることが多いので、それを参考に自分で採点する練習をしてみましょう。文字数の目安を意識するのも有効で、短い記述では結果だけを、長い記述では原因や背景まで含めて書くと、自然と加点要素を満たしやすくなります。記述問題の解き方をステップごとに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
【中学受験生向け】学年別・時期別の国語の勉強アドバイス
中学受験を目指す場合、学年や時期によって取り組むべき内容は変わってきます。上記の3つのルールと分野別の解き方をベースに、学年別のポイントを整理しました。
小学4年生・5年生:基礎を固める時期
この時期は、漢字・語彙・音読といった基礎をコツコツと積み上げる段階です。焦って難しい問題に取り組むよりも、読書量を増やし、知らない言葉に出会ったら意味を確認する習慣をつけることが優先されます。この段階で「答えは文中にある」というルールを繰り返し意識しておくと、6年生になってからの伸びが大きく変わってきます。
小学6年生前期:設問パターンと過去問演習の時期
6年生になると、志望校の過去問演習が本格化します。この時期に大切なのは、「加点要素」を意識した記述の練習と、間違えた問題の「思考プロセス」の振り返りです。1問を丁寧に振り返る時間を惜しまないようにしましょう。集団塾に通っている場合、個別のつまずきまでは拾いきれないケースも多いため、塾での学習を補完する形で個別指導を組み合わせるという選択肢も有効です。塾と個別指導の組み合わせ方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
小学6年生後期:本番形式での実践練習の時期
入試直前期は、時間を計った過去問演習が中心になります。ここで大切なのは、新しい問題集に手を広げるよりも、これまで解いた過去問を見直し、「同じ間違いパターンを繰り返していないか」を確認することです。3つのルールが本当に自分の中で定着しているかを、本番形式の演習を通じて最終チェックする時期と捉えましょう。
東大生が国語力を上げるためにやっていたコト
(1)読書
読書は多様な語彙力を身につけるのに役立ちます。東大生のおすすめする本について紹介した記事はこちらです。
(2)身近な大人との対話
国語力をつけるには、自分よりも高度な国語力を持っている人との対話がとても有効です。大人は子供よりもはるかに多くの語彙を持っているので、ただ話すだけでも大きな効果があります。ヨミサマ。が講師の東大生に対して行ったアンケートでも、「一番役に立った勉強法」として最も多く挙がったのが、模範解答について議論する対話形式の学習でした。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ご家庭で対話を取り入れる際のコツについては、こちらの記事も参考になります。
(3)クイズの出し合い
東大王で一躍有名になった「クイズ」。もちろんエンタメ要素だけではなく、実際にクイズは頭の体操や、深い知識を身につける助けになります。詳しくなりたい分野について、クイズを出しあってみるのはいかがでしょうか。
よくある質問(FAQ)
Q1. 国語の点数はどれくらいの期間で上がりますか?
漢字や語句のような知識問題は、正しい覚え方に切り替えるだけで比較的短期間(数週間程度)で成果が出やすいです。一方、読解問題は「思考プロセスの再現性」を身につける必要があるため、数ヶ月単位で見ていくのが現実的です。焦らず、1問ずつ「なぜ間違えたか」を振り返る習慣を続けることが結果的に一番の近道になります。
Q2. 読書が苦手な子でも国語の成績は上がりますか?
読書は語彙力や読解スピードを高めるうえで有効ですが、必須条件ではありません。読書習慣がなくても、本記事で紹介した3つのルール(答えは文中にある・加点要素を意識する・正しい思考プロセスを知る)と分野別の解き方を意識して演習を積むことで、成績を上げることは十分可能です。
Q3. 中学受験の国語は、いつから対策を始めるべきですか?
知識(漢字・語彙)の基礎固めは4年生・5年生のうちから、設問パターンを意識した演習や過去問対策は6年生から本格化させるのが一般的な流れです。ただし、「答えは文中にある」という基本姿勢は、学年を問わず早いうちから意識しておくことをおすすめします。
Q4. 模範解答を見ても、自分の解答の何が間違っているのか分かりません。どうすればいいですか?
これは非常によくある悩みです。模範解答は「正解」を示してくれますが、「自分の解答がなぜダメだったのか」までは教えてくれません。このギャップを埋めるには、自分の解答を誰かに見てもらい、対話しながら思考プロセスを振り返る方法が効果的です。
ヨミサマ。の「対話型」オンライン個別指導とは?
私たちヨミサマ。では、まさにこの「対話重視」の姿勢をベースに、オンラインで一人ひとりの国語力を伸ばすサービスを提供しています。
・なぜその答えに至ったのか?
・ここを読んだとき、どんなことを思い浮かべた?
……といった質問をどんどん投げかけるので、「自分が何に気づいて、何を見落としたか」がクリアになるんです。
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この記事を編集した人
2004年神奈川県横浜市生まれ。神奈川県で育ち、地元公立中学から神奈川県立湘南高等学校に進学。勉強、部活、行事の三兎を追うという校風の元、部活動では主将を務めながら、東京大学文科二類に上位で現役合格を果たした。1点が合否を分けると言われる東大入試で、部活引退後の半年間でA判定からさらに100点以上点数を上げた勉強方法は国語に起因すると確信し、国語特化のオンライン個別指導「ヨミサマ。」に所属。現在は広報室長を務めて書籍の出版や広報活動に携わり、世の中に国語の勉強法を発信している。

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