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洛南中の国語で合格点をとるための必勝戦略

更新日:2026.03.12

洛南高校附属中学校といえば、京都府、東寺の境内にある中高一貫校です。

最難関大学への合格者を多く輩出しており、関西でトップクラスの名門校として知られています。

そして、そんな洛南中学校の入試科目の中でも「国語」は、

  • 長文3題
  • 記述多め
  • 小問数が多い

といったことから、進学塾等の入試分析でも難度の高い科目として位置づけられています。

洛南高校附属中学校の国語で合格点を勝ち取るためには、膨大な学習量が求められます。

この記事では、洛南高校附属中学校国語の

  • 問題形式
  • 合格点
  • 問題傾向
  • 実際に出題された問題
  • 合格までの、具体的な対策方法

などについて徹底解説をしていきます。

洛南高校附属中の国語で合格点をとるための必勝戦略

一緒に立てていきましょう!

1. 実は特殊な、洛南高校附属中学校の問題傾向と対策

(参考:https://www.tomonokai.net/article/primary/chuju/school/rakunan/)

対策を立てるために、まず洛南中学校の問題形式を分析しましょう。

各科目の試験時間と配点は以下のようになっています。

配点試験時間
国語150点60分
算数150点70分
理科100点※45分
社会50点※45分

なお、洛南高校附属中学の入試は、3教科型と4教科型のいずれかを選択できます。

3教科型の場合は理科が100点のみ(社会なし)、

4教科型の場合は理科・社会が各50点で計400点満点に換算されます。

そして、合格判定は3教科型・4教科型とも総合得点(400点満点)で行われます。

次に、国語について詳しく見ていきましょう。

問題は、大問3つで構成され、全ての大問で、論説文・物語文・随筆いずれかの長文が出題されます。

そして、大問の最後の方に、その文章中に登場した語句と関連した漢字の書き取りや、慣用句などの知識問題が出題されます。

そして洛南中学校の国語の1番の特徴は、問題数が多く、時間の猶予がないということです。

小問数は例年50以上もあり、それにたった60分で回答しなくてはなりません

この難題に対処するためのポイントは、知識問題を解くスピードを上げることです。

洛南中学校の国語は小問に占める知識問題の割合が比較的多いのが特徴です。

これらの問題は知識さえあればすぐに解けるものが多いので、スピードを意識しながら取り組みましょう。

そして、知識問題のスピードを上げるため最も意識すべきことは分からない問題に時間をかけないことです。

本番でも、分からない問題は必ず登場します。

その際もむやみに落ち込まず、切り替えて次の問題に移ることが国語で合格点を取る秘訣です。

慣用句などの知識問題を対策するための教材については、以下の記事で詳しく述べています。

おすすめ教材の記事(執筆中です)

また、文章を読むスピードを上げることも重要です。

普段の演習の際から、スピードを意識しながら読み、速読を練習しましょう。

2. 合格するためには、国語で何点取ればいい?

解答用紙を見て少し尻込みしてしまった方もいるかもしれませんが、もちろんこれら全てを完璧に仕上げなければならないわけではありません。

合格点を取れればよいのです。

2025年度入試の合格者成績が中学校のホームページに記載されているので確認してみましょう。(参照:https://www.rakunan-h.ed.jp/to-candidate/admission/examinfo-junior/)

国語の合格者成績は以下のようになっていました。

合格者平均点

101.5 / 150 (3教科型)

107.3 / 150 (4教科型)

合格者最低点

73/150

つまり、65%程度の得点を、合格する生徒は取っているようです。

過去問演習なども、6割以上の出来を目指していきましょう。

3. あなたは今、洛南中学に受かる国語力がありますか?

早速ですが、この問題を解いてみてください。

これは実際に2024年度に洛南中学校で出題された問題です。

すぐに解けるので、ぜひ取り組んでみましょう。

問題

小学四年生のハァちゃんは授業で作文を書くことになりましたが、担任の広田先生の「作文は感じたままを、そのまま書くと良い作文になります。上手に書こうと思うと駄目になります。」という言葉に驚き、焦ってしまいます。テーマは、以前行った高城山への遠足についてですが、ハァちゃんはいつものように上手く書けません。 以下、本文の引用です。

ハァちゃんは、高城山の坂道で苦労するが、戦地で頑張っている従兄の博兄ちゃんのことを思うと、こんなことは何でもないのだ、というようなことを書きかけたが、筆がとまってしまった。それは今勝手に考えたことで、そのときに「感じたまま」ではない。言うなれば、嘘のことだ。一瞬たじろいだが時間も迫ってくる。ハァちゃんは思い切って博兄ちゃんのことを書いた作文を提出した。

その後、広田先生はハァちゃんの作文がクラスで一番良かった、と言い、戦地にいる博兄ちゃんを思って頑張る部分に花丸をつけて作文を返しました。

以下、本文の引用です。

「それを見て、ハァちゃんは何とも言えぬ複雑な気持になった。広田先生に褒められたのはやっぱり嬉しい。しかし、先生が認めてくださったところは、先生の言われる「感じたまま」を書いたのではなく、普通の大人の人なら喜びそうなことをあとで考えて書いたものだ。

問 それを見て、ハァちゃんは何とも言えぬ複雑な気持ちになった、とありますが、この時のハァちゃんの気持ちを七十字以内で答えなさい。

(2024年度 洛南高校附属中学校 河合隼雄「泣き虫ハァちゃん」)

という問題でした。いかがでしょうか。

何となくは分かっても上手くまとめるのが難しい、と感じる方も多いのではないでしょうか。

解答例は、

模範解答

作文を褒められたことは嬉しいが、感じたまま書いた部分ではなく大人が喜びそうなことを考えて書いた部分が褒められたため、素直に喜べない気持ち。

でした。この解答に辿り着けたでしょうか。では、どう考えたら良かったかを解説していきます。

 <問題解説>

今回の問題は文章中の「何とも言えない複雑な気持ち」を説明する、というものでした。そもそも複雑な気持ちとは、複数の相反する感情が入り混じっている状態を指します。

ではどんな感情が入り混じっているのでしょうか。

まず、自分の作文が一番良かった、と先生に褒められたら、嬉しいのが普通ですよね。少なくとも褒められて嬉しいという感情は存在しているでしょう。

しかし、ハァちゃんは帰ってきた作文を見て、「嬉しい、喜ばしい気持ち」ではなく、「複雑な気持ち」になります。つまり、「嬉しい、喜ばしい気持ち」と、それに相反する「嬉しくない、喜べない気持ち」が混ざって「複雑な気持ち」になっているのです。

この段階で解答の骨格は自ずと定まります。つまりハァちゃんの複雑な気持ちとは、詳しく言うと

作文を褒められて嬉しい気持ちと、褒められたことを喜べない気持ちが入り混じった気持ち

です。

これでは少し日本語として読みづらく、また文字数も長いので少し言い換えると、

作文を褒められたことは嬉しいが、それを心から喜べない気持ち

となります。

解答の骨格はこれで大丈夫ですが、まだ字数にも余裕がありますね。そこで、なぜ褒められたことを心から喜べないのかを詳しく説明しましょう。

文章中の、傍線部の直後、「広田先生に褒められたのはやっぱり嬉しい。しかし、〜」に注目してください。この「しかし」という逆説の後に、ハァちゃんが褒められたことを喜びきれない気持ちが描かれていますね。

それを付け加えると、以下のような解答になります。

作文を褒められたことは嬉しいが、感じたまま書いた部分ではなく大人が喜びそうなことを考えて書いた部分が褒められたため、素直に喜べない気持ち

4. 合格するための、”超”具体的な方法教えます

洛南中の国語を攻略するためには、

  • 書いてあることを理解するための広範な知識
  • 理解したことを論理的に繋げて、長文記述をする能力

が必要です。

そのためには、良質な過去問を解くことが何よりも有効です。

以下、おすすめの過去問の問題を挙げていきます。

①2024年度

▶︎物語文では、小学四年生のハァちゃんの学校生活、家族との関係が描かれています。

受験生と同年代の少年少女を主人公にして、彼らの心情を読み取らせる問題は中学受験において頻出です。

②2021年度

▶︎この年度は比較的点数がとりやすい問題だったと言われています。

過去問演習をする際はまずこの問題に挑戦して、自分の実力を判断しましょう。

まずはこれらのおすすめの過去問を解いてみましょう!

その際は以下のポイントに気をつけてみてください。

また、日常から親子や友人間で、教材の内容について話し合うことも効果的です。自分の考えが整理され、より深い定着が期待できます。

ニュースなどの題材をもとに、社会問題についての考察を深めるのも良いでしょう。

保護者の子供への接し方について、実際に東大生にインタビューした記事はこちら!

5. まとめ

洛南高校附属中学校の国語は、長文問題が3題出題されることに加え、小問の数が多いため大学受験にも匹敵する高度な処理能力と国語力が求められます。

合格するには、深い読解力と、それを表現する記述力が必要不可欠です。

国語特化のオンライン個別指導塾ヨミサマ。では、洛南高校附属中学校の国語に頻出の高度な文章を、東大生を始めとした難関大学の講師とともに学習していきます。

そんな東大生たちがつくった、国語の記述問題がメキメキ伸びるようになる、記述問題のルールブックを無料で配布中です。

洛南高校附属中学校の国語を攻略しましょう!

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この記事を編集した人

ヨミサマ。編集部

東大生がつくる国語特化の個別指導塾ヨミサマ。編集部です。国語のプロフェッショナルとして、国語が苦手な生徒から東大受験対策まで述べ二千人以上を指導してきた経験を記事にしてお伝えします。完全独学で東京大学文科Ⅰ類に合格し、「成績アップは国語で決まる!」著者の神田直樹が監修しています。