
【筑波大学附属駒場中学校の国語を徹底解説!】
筑波大学附属駒場中学校といえば、男子中学受験の中でもトップクラスの難易度を誇る名門校です。
その狭き門を突破するためには、相応の学力と対策が必要不可欠です。
その中でも、特に「国語」の試験は独特で、高度な読解力と表現力が求められます。
しかし、合格する受験生は、しっかりと国語の対策を積み、得点源としています。
筑波大附属中学合格の鍵は「国語」にアリ! なのです。
この記事では、そんな高難易度の筑駒国語の
【内容】
- 問題形式
- 合格点
- 問題傾向
- 実際に出題された問題
- 合格までの、具体的な対策方法
などを徹底解説をしていきます。
「筑波大附属駒場中の国語で合格点をとるための必勝戦略」
一緒に立てていきましょう🔥
目次
1.筑波大学附属駒場中学校で国語って重要?
対策を立てるために、まず筑駒入試の問題形式を分析しましょう。
各科目の試験時間と配点は以下のようになっています。
国語 | 100点 | 40分 |
算数 | 100点 | 40分 |
理科 | 100点 | 40分 |
社会 | 100点 | 40分 |
筑駒の入試では、国語・算数・理科・社会のすべてが100点満点の配点です。
つまり、どの教科も同じ比重で評価されるということ!
でも、皆さんは算数の問題を何度も解き直し、理科や社会の知識を暗記するのに一生懸命になっていませんか? 一方で、国語の勉強は後回しにしている……そんなことはないでしょうか?
実は、これは大きな損をしているんです。なぜなら、国語も100点分の価値があるのに、十分な対策をしないまま試験本番を迎えることになるからです。

国語は「勉強しても伸びにくい」「センスが必要」と思われがちですが、それは誤解です。適切な方法で対策すれば、確実に点数を上げることができます。
他の教科と同じだけ配点があるのに、対策が不十分なままでいいのでしょうか?
今からでも遅くありません。国語にも力を入れ、合格への一歩を確実に進めましょう!
2.実は特殊な、筑波大学附属駒場中学校の国語
筑駒の国語の入試問題は、非常に高い国語力が求められる内容になっています。
特に物語文の内容は、大人の読者向けと言ってもよいようなものが多く、文章の構造が複雑で深い読解力が必要とされます😱
さらに、その読解問題は
ほぼ100%が記述問題!
文中に明確な根拠が示されていない問いが多く出題されるため、受験生の思考力や表現力が試されます。 加えて、これらの記述問題は、ただの記述ではありません。
3.記述問題の最大の特徴:文章量を自分で決める
筑駒の記述問題には字数指定がないため、解答欄の大きさに合わせて適切な分量で記述する能力が求められます。 単に文章を抜き出すのではなく、自分の言葉で整理し、簡潔かつ的確に表現することが合格の鍵となります。
このような記述問題への対応力を身につけることが、合格点を取るための最も重要なポイントです。そのためには
【記述問題の対策】
- 過去問や他の難関校の記述問題を繰り返し解く
- 解答を添削し、改善点を明確にする
- 解答欄のスペースに合わせて適切な文章量でまとめる練習をする
ことが大切です。
得点しやすい問題:漢字は確実に取る!
一方で、漢字の書き取り問題は、筑駒の国語の中では比較的得点しやすい分野です。
例えば、2024年の入試で出題された漢字を見てみましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問:次の慣用句のカタカナ部分を漢字に直しなさい
トんでヒにイるナツのムシ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
答え:飛んで火に入る夏の虫
漢字自体はそこまで難しくなく、意味を理解していれば書けるものが出題されます。 ただし、筑駒は語彙力を重視するため、単なる漢字の読み書きだけでなく、
- 四字熟語や慣用句の意味を正確に理解する
- ことわざや故事成語の背景を知る
といった対策が重要になります。
漢字は確実に点が取れる分野なので、早めにしっかりと対策し、合格点に近づきましょう!
合格するには、総合的な国語力が必要になることは言うまでもありません。
東大生100人に聞いた国語の勉強法の最適解についての記事を読めば、「国語力」と言うものがどうすれば身に付くのかがよくわかります!この記事を読めば、明日からの国語が確実に変わります!
3. 合格するためには、国語で何点取ればいい?
問題の内容を見て少し尻込みしてしまった方もいるかもしれませんが、もちろんこれら全てを完璧に仕上げなければならないわけではありません。
合格点を取れればよいのです。
合格点については公式に発表されてはいませんが、おおむね
60%程度
の得点を、合格する生徒は取っているそうです。
そのため、過去問演習なども、6割以上の出来を目指していきましょう。
4. 筑駒国語の攻略ポイント!頻出テーマ「詩」を押さえよう
詩が頻出!
筑駒の国語の入試問題では、詩が10年連続で出題されています!
皆さんは普段、どれくらい日常生活で詩に触れているでしょうか? おそらく、「ほとんど触れていない」という人が多いのではないでしょうか? 「なじみがないし……」「他の中学では出題されにくいし……」と、ついつい対策が後回しになっていませんか?
確かに、詩の読解は難しいです。 詩の特徴として、
- 比喩や象徴などの修辞技法が多い → 具体的な情景や感情を抽象的に表現する力が求められる
- 解釈には複数の視点が存在する → 設問の意図を正確に把握し、自分の解釈を論理的に展開する力が必要
このように、詩の読解には高度な読解力が求められます。
しかし!困難に感じる受験生が多いからこそ、詩こそライバルに差をつけるポイントです!
詩の対策がそのまま読解問題の対策に!
詩の対策としては、
- さまざまな詩を読み、比喩表現や象徴の意味を考える
- 過去問の詩の問題を解き、出題の傾向をつかむ
- 詩の解釈を自分の言葉でまとめ、文章で説明する練習をする
これって、実は記述問題の対策ととてもよく似ていますよね!
詩の読解を鍛えることで、文章全体の読解力が伸び、記述問題の得点力もアップします!
だからこそ、詩の読解力を上げましょう!
詩の読解ができるようになると、文章全体を深く読む力がつき、筑駒の国語全体で点数を伸ばせるようになります。 「詩が苦手だから……」と避けるのではなく、むしろ得意分野にしてライバルと差をつけましょう!
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5. あなたは今、筑波大附属駒場中に受かる国語力がありますか?
早速ですが、この問題を解いてみてください。
これは実際に筑駒で出題された問題です。
この問題は、第1問の1番最初の記述問題。つまり、絶対に点数を取らなければいけない問題です。
しかしながら、完璧な解答をするのは難しく、合否を分けた問題だと言われています。
すぐに解けるので、ぜひ取り組んでみましょう。
【問題文】
すぐにあやさずにちょっと待って、赤ちゃんを観察するのです。
つまり、「赤ちゃんを待たせることに、意味がある」のです。
「待たせてから、よろこびを与える」
赤ちゃんが泣いたとたんにあやしては、観察していることにはなりません。
ちょっと待つ。これがきわめて大切なのです。
そして、ぐずる原因は、空腹だからか、おむつ替えをして欲しいからか、お母さんの肌が恋しいからか、体が暑くて寝苦しいからか、どこかに痛みがあるからか、等々、それを見極めるのです。
出典:小島俊明「ひとりで、考える-哲学する習慣を」
問:傍線部とは本文中でどういう意味ですか。
本文中での意味??
となった人が多いのではないでしょうか。
しかし筑駒に受かる生徒は、この文章の具体的な部分をうまく抽象化して解答することができます。
模範解答は
赤ちゃんが泣いている原因を見極めて、それに適切に対処すること。
です。
この解答に辿り着けたでしょうか。
おそらく、このような簡潔な解答を作れなかったのではないかと思います。
では、どう考えたら良かったかを解説していきます。
<問題解説>
まずは、傍線部周辺をみてみましょう。
「待たせてから、よろこびを与える」を具体的に説明した部分がいくつか見つかると思います。
- あやさずにちょっと待って、赤ちゃんを観察するのです
- ぐずる原因は、空腹だからか、おむつ替えをして欲しいからか、お母さんの肌が恋しいからか、体が暑くて寝苦しいからか、どこかに痛みがあるからか、等々、それを見極めるのです。
この部分が解答には必要であることがわかると思います。
ですが、ダラダラと書いてはいけません。この具体的な内容を「抽象化」することが求められます。
「ぐずる原因は、空腹だからか、・・・」
というのは、「赤ちゃんが泣いている原因を見極める」ということです。
ここまでで解答を抽象化することはできました。
しかし、ぐずる原因を見極められるだけで喜びを与えられるでしょうか?
ここで、文章中に書かれてはいませんが、ぐずる原因を見極められる=ぐずる原因に適切に対処できるということを類推することが必要になります。
このように筑駒の国語では、本文の内容を抽象化して簡潔に表現する力、そして本文に書かれていないことを論理的に類推する力が大切です。
6. まずはこれを解こう!おすすめ過去問紹介
「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」ということで、
「敵=筑駒の国語の特徴」、「己=今の自分の実力」を知ったあなたに怖いものはありません
今後はさらに、国語の点数を上げていくために、おすすめ過去問をお教えします!
筑駒の国語を攻略するためには、過去問演習が不可欠です。
良質な過去問を解くことで、出題傾向を掴み、実践的な力を養いましょう!
以下に、おすすめの過去問をまとめました。
おすすめ過去問年度
①2024年度 第三問
▶︎国語のテスト問題を話題として、「詩」や「言葉」について、考えを巡らせる小説です。言葉の背景を汲み取る力を身につけることができます。
②2023年度 第四問
▶︎花時計の悩みが書かれた詩です。文章に直接書かれていないことを類推する力、詩の表現の意味することに気づく力を身につけることができます。
③2021年度 第一問
▶︎フランスの子育ての仕方について書かれた論説文です。長い文章から要点を見つけ出し、簡潔に解答を作る力を身につけることができます
まずはこれらのおすすめの過去問を解いてみましょう!
7. 過去問の効果的な活用法
過去問をただ解くだけでは、十分な効果を得ることはできません。
過去問を効果的に活用するためには、以下の点に注意することが重要です。
過去問の効果的な活用方法
- 一度解いたら、二度目以降は間違えた問題、不安な問題の解き直しを行いましょう。
- 解き直しの際は、時間を測って取り組みましょう。本番を意識することで、時間配分や集中力を鍛えることができます。
- ポイントを箇条書きにした上で、記述問題に取り組みましょう。回答を導き出すまでの過程を明確にすることで、論理的な思考力を養うことができます。
- 回答と照らし合わせて、ポイントが合致しているか、表現が適切かを確認しましょう。
また、日常から親子や友人間で、教材の内容について話し合うことも効果的です。自分の考えが整理され、より深い定着が期待できます。
ニュースなどの題材をもとに、社会問題についての考察を深めるのも良いでしょう。
まとめ
筑波大学附属駒場中学校では、大学受験にも匹敵する高度な国語力が求められます。
合格するには、深い読解力と、それを表現する記述力が必要不可欠です。
国語特化のオンライン個別指導塾「ヨミサマ。」では、筑波大学附属駒場中学校の国語に頻出の高度な文章を、東大生を始めとした難関大学の講師とともに学習していきます。
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この記事を編集した人
東大生がつくる国語特化の個別指導塾ヨミサマ。編集部です。ヨミサマ。講師の東大受験や指導の経験をもとに、国語や受験にまつわるお役立ち情報を発信していきます!