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作文の書き方にAIを活用する方法!ChatGPTで国語力を高める3ステップ

プロフィール
東京大学文学部
将棋部、スキーサークル
ヨミサマ。講師歴2年
はじめに:作文を書くときにAIを使ってもいい?
「作文の書き方がわからない」「テーマが思いつかない」「書き始めても途中で詰まってしまう」——そんな悩みを持つ小中学生・高校生は多いのではないでしょうか。
近年、ChatGPTをはじめとするAIを作文に活用する方法が広まっています。ただし、AIに文章を丸ごと書かせてしまうのはNGです。それでは肝心の国語力が身につきません。では、どのように使えばよいのでしょうか。
この記事では、東京大学文学部在籍・国語専門塾「ヨミサマ。」講師の筆者が、作文の書き方にAIを正しく取り入れる3つのステップをわかりやすく解説します。
国語力の向上を妨げないAIの利用法として、例えば、以下のような使い方が考えられます。
- テーマ決定を補助してもらう
- 大まかな構成を考えてもらう
- 校閲してもらう
このテーマ決め・構成作り・校閲の各ステップでAIを「学習の補助ツール」として活用し、自分の言葉で書く力をしっかりと育てていきましょう。

テーマ決定の補助
作文をするときは、ほとんどの場合大まかにテーマが与えられているでしょう。しかし、「何について書けばいいかわからない」となってしまうことが多いのではないでしょうか。私も大学のレポートを書くとき、よくそうなります。そんなとき、AIはアイデアをくれます。
例えば、「夏休みの思い出」の作文が課されたとします。ChatGPTに「夏休みの思い出について作文を書きます。テーマを決めるのを手伝ってください」と入力してみると、次のような答えが返ってきました。
🌻 体験系(書きやすい)
- 「夏祭りでの一日」
屋台、花火、友だちとの会話などを書けます。 - 「家族で行った旅行の思い出」
行った場所、見た景色、食べたものなど。 - 「プールや海での出来事」
楽しかったこと、びっくりしたことなど。 - 「おじいちゃん・おばあちゃんの家で過ごした夏」
普段と違う生活を書くと面白くなります。
🌱 成長系(少し大人っぽい)
- 「夏休みに挑戦したこと」
例:料理、スポーツ、勉強、自由研究など。 - 「失敗したけど学んだこと」
失敗 → どう思った → どう変わった、を書くと良い作文になります。
😄 面白い系
- 「夏休みで一番びっくりした出来事」
- 「もしも夏休みがもう1か月あったら」
このように、いくつか候補を出してくれます。「もしも夏休みがもう1か月あったら」のような、思いつきにくそうなテーマも提示してくれます。
これでも書くことが思いつかなかったら、さらに聞いてみましょう。「2にします。北海道に行きました。もっと具体的なテーマを決めるのを手伝ってください」と入力すると、次のような答えが返ってきました。
✨ テーマの例
- 「初めて見た北海道の広い自然」
大きな空、広い畑、涼しい空気などを書けます。 - 「北海道で食べた一番おいしかったもの」
例:海鮮、ラーメン、ソフトクリームなど。 - 「北海道で見たきれいな景色」
山、海、花畑、夕焼けなど。 - 「北海道で体験した初めてのこと」
例:牧場、動物、乗り物、アクティビティなど。 - 「北海道でびっくりしたこと」
涼しさ、広さ、食べ物の大きさなど。
テーマが絞られてきました。そろそろ自力で書けそうではないでしょうか。
このように、AIに尋ねてみることで、考えるべき問題のスケールを小さくしていくことができます。慣れてきたら、このステップは自力でやるようにしましょう。
構成を考えてもらう
書くことがある程度明確に決まっていても、そこからどう進めればいいかわからない、ということもあるでしょう。そんなときも、AIは助けてくれます。
「初めて見た北海道の広い自然というテーマで、知床について書きます。構成を考えるのを手伝ってください」と送ると、次のような回答が来ました。
- ① はじめ(きっかけ)
・北海道に行ったことと、知床に行く前の気持ちを書く。
例:
- 夏休みに家族で北海道へ旅行に行った。
- その中でも楽しみにしていたのが知床だった。
- テレビや写真では見たことがあったけれど、本物を見るのは初めてだった。
- ② 知床で見た景色
実際に見た自然を具体的に書く。
書けること:
- 山や森の広さ
- 海の色
- 空の大きさ
- 動物や船など
例:
- 山と森がどこまでも続いていた。
- 海がとてもきれいだった。
- 空が広くて、東京とは違うと感じた。
- ③ そのときの気持ち
一番大事な部分。
書くとよいこと:
- びっくりしたこと
- 感動したこと
- 思ったこと
例:
- 「こんなに自然が広い場所があるんだ」と驚いた。
- 写真で見るよりずっと大きく感じた。
- 自然を大切にしたいと思った。
- ④ おわり(まとめ)
旅行のあとに思ったことを書く。
例:
- 知床の自然は今でも心に残っている。
- また行きたいと思った。
- 夏休みの中で一番の思い出になった。

この回答に基づき、①はじめ(きっかけ)②知床で見た景色③そのときの気持ち④おわり(まとめ)という構成を決めることができます。
さて、ここからは自分で書いてみましょう。AIに指示すれば、自分で考えなくても文章を得ることができますが、それでは丸投げです。AIの提示する「書くとよいこと」や「例」を参考にしつつ、自分の力で文章を書いてみることが大切です。
校閲してもらう
これが今回紹介する中で最も難易度が高い利用法です。なぜ難しいかと言えば、今までの2つと違い、AIの指摘が正しいか自分で検討する必要があるからです。
やり方は次の通りです。草稿ができたら、wordやpdf のファイル、あるいはテキストをAIに入力して、「これでいいかチェックしてください」などの文言を添えます。すると、AIは改善点を教えてくれます。
ただし、そのアドバイスがすべて適切とは限りません。「この部分はなくしていいよ!」と言われたら、本当になくしてよいか自分で考えましょう。AIが削除を推奨する箇所が、実は大切な部分だった、ということもあります。
AIの指摘が適切かどうか判断するのには国語力が要求されます。自分の頭も使いながら、AIと対話・議論を重ねていけば、次第にいい文章になっていくでしょう。
まとめ
以上のように、AIを上手に活用することで、作文を書きやすくなったり、いい文章が書けるようになったりします。今回紹介した3ステップは次の通りです。
- テーマ決定を補助してもらう
- 大まかな構成を考えてもらう
- 校閲してもらう
最後に、作文でAIを使うときの注意点が2つあります。
- AIに全部は書いてもらわない
- AIの言うことが合っているか自分で考える
丸投げするのではなく、AIに手伝ってもらいながら作文をすれば、作文力、ひいては国語力の向上が見込めるでしょう。
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この記事を編集した人
東大生がつくる国語特化の個別指導塾ヨミサマ。編集部です。国語のプロフェッショナルとして、国語が苦手な生徒から東大受験対策まで述べ二千人以上を指導してきた経験を記事にしてお伝えします。完全独学で東京大学文科Ⅰ類に合格し、「成績アップは国語で決まる!」著者の神田直樹が監修しています。
