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国語専門塾講師の東大生が語る!語彙力を伸ばすトレーニングとは?
こんにちは、国語専門のオンライン塾ヨミサマ。の編集部です!
突然ですが、国語の成績を伸ばすうえで、語彙力の強化は欠かせません。しかし、語彙力は一朝一夕に身につかないのもまた事実です。
「子どもの語彙力が乏しいけれど、どうやって語彙力をつけたらいいのか分からない..」
「語彙力をつけるために本を読ませたいけれど、子どもが本を読まない」
実際、保護者の方々からはこのようなお悩みを多く聞きます。
今回は、ヨミサマ。講師で現役東大生の2人に、語彙力の鍛え方をテーマに話し合ってもらいました。
語彙力を鍛えたい方、必見です!
プロフィール

明石英里
東京大学文科三類→教育学部
東京大学運動会合気道部
大学では体育会の合気道部に所属しており、ひたすら稽古に打ち込む日々を送っています。
読書が趣味で太宰治の『斜陽』『人間失格』、永井路子の『この世をば』、町田そのこの『52ヘルツのクジラたち』が特にお気に入りです。
東大模試の国語では全国16位をとるなど、国語は得意科目でした。

鈴木那由他
東大文学部
将棋部とスキーサークルに所属。開成出身。
本をたくさん読むタイプではなかったが、独自の勉強法で苦手な国語を伸ばしたことが、開成中学合格の決め手に。
ヨミサマ。で2年間講師をしています。
はじめに:語彙力とは

まず、語彙力の定義からスタートしましょう。
僕は、「知らない単語を推測できる力」も語彙力に含まれると思いますね。

すごく重要な点ですね。
ただ単に言葉を知っているだけじゃなくて、使える段階にまで自分の中で落とし込まれていることも結構重要かなと個人的には思います。

確かに。
例えば、「敷衍」という言葉があると思うんですけど、 この言葉みたいに、日常生活で頻繁には使わないけど、使える場面がある言葉があると僕は思うんですよ。

日常で、例えば友達と話しているときにその語が出てくるかって言われたらそうじゃないけど、 改まった文章とかを書くときに、 だらだら書かずにそれを要約する時に使えるような語のイメージですかね。
こういう語彙は、記述を書くときにも必要だよね。

複雑な概念を一語でまとめる。それは語彙力の一部でもありそうです。
語彙力を伸ばすには?

「語彙力を伸ばすには?」というテーマに移りましょう。
これをしたら語彙力が伸びた、とかありますか?

幼少期を振り返ってみるのであれば、「おしゃべり」かな。
私、家でベラベラ一人で喋るタイプだったんですよ。

独り言?!

いや、両親に。(笑)
学校での出来事などを報告していたし、 テレビの感想もいちいち口にしていたんですよね。それを振り返ってみると、 家族が自分の話を聞いてくれるのが嬉しかったから、「 どういう風に話したら家族にきちんと伝わるかな」とか、 「どういう風に説明したら、ちゃんと伝えられるかな」みたいなことを考えていて。家族に伝えたい思いがあるから、 それを満たすために、 言葉選びに敏感になっていて、それが語彙力向上につながったのかな、とぼんやり思っています。

たしかにたしかに。
勉強法の一環で、 人に説明してみるというのがあるじゃないですか。 それもやっぱり人に発信して、時にフィードバックをもらうことで理解を深めるという作業だと思います。語彙力に関しても、自分の考えを発信して、 それを身近な人に受け止めてもらうのは効果的だと思いますね。

ちょっとずれますけど、 大人との会話に混じる体験も重要かなと思っています。例えば親戚の集まりで、 大人がテーブルでお茶とか飲みながら話してるところに、何も言わなくてもいいからいる、みたいな経験は結構重要かなって思います。
大人って子どもより多くの言葉を知っているわけで、大人の言葉遣いとか語彙とかを体験するというのも、活きているかもしれないですね。

確かに。それで言うと、 私も似た経験があります。
昔書道を習っていたのですが、 親と先生がやり取りしてるのをそばで聞いていた時に、新しい言葉に出会った覚えがありますね。
大人の会話を聞いて、子どもとしては理解しづらいところもあるかもしれないけれど、知らない言葉が出てきたら 、「それってどういう意味?」って逐一聞いて教えてもらえばいい。私もそれでいろいろな言葉を覚えた経験がありますね。

日常的な言葉、例えば「料理」の意味を辞書で引いて覚えた人っていないと思うんですよ。 大人、主に親との会話の中で定着していって、わざわざ調べずとも意味がわかるようになるっていう。さっき例に出した「料理」よりも、ちょっと難しくて使用頻度の低い語彙でも、対話だけでなんとなく意味がわかる、説明できるぐらいの状態になれますよね。
会話以外で語彙力を伸ばすには?

それでいうと、別に会話だけじゃないかな、とは思いました。
それこそ本を読むのもそうなのかなと思っていて。
例えば私は太宰治が好きで、彼の作品を何冊か読んでいるんですよ。そうすると、結構難しいけど太宰の作品の中でよく使われる言葉は、本を読んでるうちに何回も触れる中で自然と身についた経験があって、それは本を読む効果の一つかなと。

確かに。 それこそ『斜陽』だったら、「人間は、恋と革命のために生まれてきた」って散々出てくるけど、 別にここで言う革命はフランス革命みたいな具体的な革命じゃないと思うんですよね。でも、読んでいる私たちにはかず子の言いたいことがなんとなくわかる。
こういうふうに、本を読んでいく中で語彙力が試されているところかなと思いますね。
本を読んでいると知らない単語に出くわすと思うんですけど、文中に繰り返し登場していれば、 登場箇所によって文脈が違ったりしたとしても大体推測できますよね。 それを小学生のレベルから訓練するというのは、 読書とか、あるいは受験国語の一つの効果だと思いますね。
応用編:現代文で培った語彙力が古文にも応用可能

本筋からはそれてしまうのですが、分からない語でも文章中で何回か出てきてそれを推測できる、みたいな意味の語彙力って、 別に現代文に限った話じゃないなというのは結構感じていて。
それこそ古文は、古語だから自分の日常会話では使わない言葉ですよね。単語帳でインプットした意味を、そのまま当てはめるとうまくいかない語彙とか、 見たことない語彙とかに出会った時に、文脈から推測する力って、 基礎は現代文で培った語彙力なのかな。現代文の語彙力が古文にも応用が効く、というのは、 本筋からそれるけど、今話していてちょっと思ったかも。

確かに。
古文の例だと、『源氏物語』の冒頭って、
「いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひ給ひけるなかに、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり」じゃないですか。
ここで「ときめく」って登場してるけど、現代語でも「ときめく」があります。古文だと意味が違うわけですが、「時代の中でパーって輝く」みたいな、 現代語での意味から、「寵愛される」という古文での意味につなげていくことってできると思うんですよね。
だから、現代語と共通する古文単語を文章の中で見極めるのも語彙力のひとつであり、 知らない単語を推測するという冒頭の話につながってくるのかな。

それで言えば英単語も現代文の応用が効くと思う。
英単語って、ひとつの単語で全然違う意味だったりするじゃないですか。例えば、bankって銀行という意味と、土手という意味があって。例えば、物語の一文で登場したbankを、川に言及している文脈から土手の意味だって見抜けるのって、現代文での語彙力によるわけだし。
というように、現代文の語彙力は古文や英語にも応用できますよね。
家庭でできることは、家族との対話

他科目とリンクさせることで、子どもの中で言葉の引き出しの取っ手が増えていくんだと思います。
これ以外にも、子どもの話を親が言い換えるというのも、取っ手を増やす上で有効そうですよね。

それは本当にそうかもしれないですね。 単純に、親が言い換えできるぐらい自分の話をちゃんと聞いてくれてるんだというふうに子供としては受け取れるし。 子供はそういう安心感からたくさん話すようになると思うし、話していく中で、親が言い換えてくれた言葉を学ぶことができそうですね。

言い換えとまでいかなくても、一言感想を残すだけでもいいですよね。
例えば、「学校でこういう出来事があったんだ」って子供が言って、 親が「青天の霹靂だね」って返したら、そこで慣用句を知ることができるじゃないですか。こう考えると、子供の語彙力を伸ばそうと思ったら、親が意識して難しい語彙を使うことも大事になりそうですね。
まとめ

やっぱり今回の対談を通じて、「対話」が持つ力は侮れないと感じました。

ヨミサマ。のことを特に意識しないで話していたけど、 対話、特に子どもがレベルの高い語彙を使った大人の会話に混ざることや、子どもの話した言葉を親御さんが言い換えて、多くの言葉に触れることが大切という結論に至りましたね。

実際僕が講師として授業をやっていても、 だんだん生徒さんの語彙力が上がっているような印象を受けることがあります。その語彙力ってきっと対話の中で身につけたものだと思うんですよね。
我々講師の言葉遣いを聞いて、聞いたらわかる段階からステップアップして、自分で使えるようになる。だから、対話は語彙力向上の結構大きな手助けになりそうですね。

それで言うと、さっきの大人との会話というところに関連して、ヨミサマ。って大学生の講師の語彙を知るという点でも、結構大きな意味を持つと思いますね。

楽しみつつ、気づいたら語彙力がついているみたいなのが理想ですね。
そういう環境を生徒さんに提供できるよう、これからもヨミサマ。講師として頑張ります!
ヨミサマ。では、東大生など難関大学の講師との一対一の授業により、多くの言葉に触れる機会を提供しています。
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この記事を編集した人
東大生がつくる国語特化の個別指導塾ヨミサマ。編集部です。国語のプロフェッショナルとして、国語が苦手な生徒から東大受験対策まで述べ二千人以上を指導してきた経験を記事にしてお伝えします。完全独学で東京大学文科Ⅰ類に合格し、「成績アップは国語で決まる!」著者の神田直樹が監修しています。
