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国語について

国語のテストで何も書けない中学生が、すぐにスラスラ答えを言えるようになった秘訣とは?【ヨミサマ。講師インタビュー #01】

更新日:2024.12.17

こんにちは!ヨミサマ。編集部です!

今回は、東大生の国語特化の個別指導ヨミサマ。で、実際に多くの小中高生の国語の成績を爆伸びさせた講師の山下先生に、その秘訣を訊くべくインタビューさせてもらいました!

今回ももちろん山下先生に公開許諾をいただいたということで、思いっ切りご紹介させてください!
国語の成績急上昇事例、大公開していきます💡✨

インタビュイー(写真左):ヨミサマ。編集部
インタビュアー(写真右):ヨミサマ。講師の山下先生

山下先生のプロフィール

─── 山下先生、自己紹介をお願いします!

山下:東京大学文科二類2年の山下健太郎と申します。文系ですが大学では統計学にはまり、さまざまなデータを分析することが好きです。「ヨミサマ。」では、生徒の成長が肌で実感できてとても楽しく授業をさせていただいております。

金沢旅行のときの写真

─── 小中学生のころはどんな子どもでしたか?

山下:木登りが好きな男の子でした。とにかくいろんな木に登って、しょっちゅう大人の人に怒られていました笑
一方、勉強は全くしていませんでした。親から言われていたというのもありますが、とにかく遊びまくっていた記憶があります。ただ歴史の本を読むのは好きでした。
あと、実は国語が子どものころめちゃめちゃ苦手だったんですよね。本を読むのがとにかく嫌いで、集中が続かない。
さらにシャイな性格だったので、学校の授業で手を挙げることとかもあまりなくて、自分の考えを言えない子でした。

指導をどのようにしているのか?

─── 山下先生はヨミサマ。での指導経験はとても豊富だと思います。山下先生の指導で、生徒はどんなふうに変わっていくんですか?

山下:まず、多くの生徒は最初はあまり自分の考えを口にしてくれないんですよね。国語への苦手意識があったり、間違えることを避けたいという気持ちが強いので。例えば、最初のうちは質問しても、黙ってしまって時間だけが過ぎていく、というような生徒もいらっしゃいます。

しかし、3カ月くらい経つと、自分に自信が芽生えて、質問したら直後に文章として答えられるようになってきました。実際に、学校の授業でも積極的に発言するようになったとの報告を保護者様からも受けます。

─── なるほど!それは大きな変化ですね。どういう風に授業を進めていくとそのような変化があるのですか?

山下:粘り強さと、相手への承認がポイントだと思います。第一回目の授業から、良いところは褒め、一方改善点は明確にしっかりと伝えながら、粘り強く授業をしていくことにこだわりがあります。

良いところを褒める際にも、可能な限り具体的に、実際の生徒の解答に即して褒める点はものすごく大事にしています。これは集団授業だと不可能なことですからね。

改善点に関しても、それをただ伝えて終わり、ではなく、どのように変えるのか、生徒ベースで考えるようにしています。これに関してはとにかく粘り強く、丁寧にコミュニケーションをすることで、何回かの授業の後には、生徒自身で改善点を挙げられるようになりますね。

─── 生徒自身で課題を挙げられるレベルにたどり着くのはすごいですね!
とはいえ、最初に黙ってしまう生徒にとっては色々質問に答えるのもハードルが高いかと思うのですが、何か工夫はしていますか?

山下:確かに、いわゆる「オープンクエスチョン」、つまり「どう思う?」とか「何が課題だと思う?」みたいな訊き方はハードルが高いですよね。
僕は、2択の質問から始めることにしています。「これとこれ、どっちが良いと思う?」とかですね。そうすることで、答えること自体のハードルは下がりますし、それが自信につながっていくと思います。これに関しても、2択で訊き続けるというよりも、それをフックに、解答をどんどん質問で掘り下げていって、詰まったら2択にしていきます。

これを繰り返すことで、国語の問題の解答の質もものすごく向上しましたね。元の文章を読んでいない人でも理解できるような美しい答えを作れるようになりました。

「国語」を学ぶ意義とは?

─── では、そもそも山下先生が考える、国語を学ぶ意義とは?

山下:やはり、自分で生きていくって、自分の考えを外に出すということがすごく大事だと思うんです。自分の考えを相手に伝えないと、他者と同じ土俵に立つことはできないですからね。

もちろん国語のテストの点数を高くすることも大事だとは思いますが、それ以上に、いわゆる「対話」、自分の意見をちゃんと外に出す能力を身につけてほしいという気持ちが強いです。

─── 国語は、教科としてだけではなく、他者と人生を歩んでいくためのものでもありますもんね。でも、ヨミサマ。は自分自身の考えを言うことと同じくらい、読解も重視しています。これはどうしてだと思いますか?

山下:「伝える力」というと、どうお話しするか、という点に目が行きがちだと思うのですが、本質的に「伝える力」は、「読み取る力」と分かちがたく結びついているとおもっています。

自分の意見を本当の意味で伝えるためには、言いたいことを言うのではなく、相手と同じ世界観の中で主張を構築しなければいけないので、結局スタート地点は読み取る力なんですよね。

そういう力を身につけていく過程で、おのずとテストの点数がついてくる、というのが国語の素敵な点だなと思います。

─── 確かにそうですね!そのように考えるようになった背景などあるのでしょうか?

山下:自己紹介で言ったのですが、小学生のころの僕はシャイだったので、自分の考えを人前で決して言えない子どもでした。

そんな中、Y先生という先生との出会いが僕を変えました。喋るのが大好きな先生で、僕にもよく話しかけてくれたんですね。でも、一方的に話すだけじゃなくて、様々な質問を僕にしてくれました。

その質問というのも、勉強とかのことじゃなくて、
「今日どんなことしたの?」
とか、日常のことを訊いてくれるので、すごく答えやすかったんです。勉強と違って、間違えとかないですからね。

でも、その先生が素晴らしかったのは、ただそのような質問をして終わり、ではなく、簡単な質問からどんどん掘り下げて、具体的な答えを言うように促してくれたんですね。それを経て、自分のことを伝えられるようになりました。

─── 素敵な出会いです!
最後に、ヨミサマ。の生徒や、未来の生徒にひとことお願いします。

山下:ヨミサマ。を最初に見たとき、「国語」に特化してるんだと少し驚かれるかもしれないなと思います。でも、実際に授業を受けてみると、「国語」の力というものは、ただ一つの科目のみではなく、対話力や書く力、話す力など、この社会を他者と共に生きていく力のことだと気づくと思います。

僕自身が、皆様にとってのY先生になりたい、と思っております。初回体験や実際の授業でお会いすることを楽しみにしております。

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この記事を書いた人

ヨミサマ。事務局