
速読力を上げる方法7選【受験の決め手は速読力!?】
こんにちは!ヨミサマ。編集部です!
「読むスピードが遅くて、国語の問題を時間内に解き終わらない…」
こんなお悩みをお持ちのお子さんは多いのではないでしょうか。しかもこれ、お子さんに読書習慣がないせいだと思っていませんか?
もちろん、読書習慣と読む速さは無関係ではありません。でも、それは本質ではないんです。
なぜなら、読書のときの文章の読み方と国語のテストのときの文章の読み方は違うからです。
読書は、自分なりのスピードで行っていいものですよね。
でも、国語のテストは違います。緩急をつけて読むことが必要です。解答を作成するうえで重要な部分は時間をかけて、それ以外の部分は時間をかけずに読む必要があるということです。
そこで、読書習慣のないお子さんでも読むスピードを上げられる7つのテクニックを今回はお教えします!
たくさんの文章を読まなければいけない受験国語に、速く読む力は欠かせません!
そもそも、なぜ速読力が必要なの?
【速読の意義】
- 問題を時間内に解き終わるため
- 問題演習をたくさん行うため
- 他の教科でも役立つ「情報処理能力」を上げるため
問題を時間内に解き終わるため
「読むスピードが遅くて、国語の問題を時間内に解き終わらない…」こんなお悩みをお持ちのお子さんは多いのではないでしょうか。
国語において、速く読む力はテストの点数に直結します。文章を読み終えるのが速ければ速いほど、問題に取り組む時間を長く取れるからです。またテストで重要な「見直し」を行うためにも、文章を速く読み終えることは必要です。
問題演習をたくさん行うため
速く読めるということは速く解けるということで、速く解けるということは同じ時間内でたくさんの問題演習に取り組めるということです。
多様な問題に触れておくことは国語という教科においても重要です。速読力を上げることで一つの問題にかかる時間を縮め、たくさんの問題演習を行えるようにしましょう。
他の教科でも役立つ「情報処理能力」を上げるため
「読む」ということは「読み解く」ということです。ただ字面を目で追うのではなく、その内容まで理解してはじめて「読めた」ことになるのです。つまり、「速く読む力をつける」ことは「情報処理のスピードを上げる」ことと強く結びついています。
実は、文部科学省は「情報活用能力」を重視しています。大学入試共通テストの英語リーディングの総語数が増加し、解くスピードが点数に直結するようになったというニュースもあります。これからの時代、情報処理能力が受験の成否を分けるということです。大学受験で情報処理能力が問われるのに応じて、高校受験や中学受験でも情報処理能力が問われるようになるでしょう。

共通テスト英語の総語数は年々増えている
朝日新聞Think「【大学受験の仕組み】新課程共通テストの基礎知識 長文化する英語、1分で150単語…スピード命」より
読むスピードを上げる7つのテクニック
読むスピードを上げる7つのテクニック
- タイトルから主題を見抜く
- プレビュー(スキミング)を行う
- サイレントリーディング
- 指やペンでなぞって読む
- 1単語ずつではなく、まとまりで読む
- 日常的にトレーニングする
- 語彙を増やす
タイトルから主題を見抜く
本文を読み始める前に、タイトルに着目しましょう。タイトルには本文の主題を示すという役割があり、タイトルを読むだけで本文の主題が掴みやすくなるからです。
たとえば、「世界一美しい日本語」というタイトルの文章だったら、日本語の美点が主題の文章なんだなとわかります。また「水色の帽子」というタイトルの小説だったら、「水色の帽子」がキーアイテムになるような物語が描かれているのだとわかります。
このように、タイトルを読んで文章の主題を見抜くことで、重要な部分がどこかを掴んだ状態で本文を読み始めることができます。
プレビュー(スキミング)を行う
文章を本格的に読み始める前に、文章全体をざっと眺めましょう。その時に確認してほしいのは、見出しやキーワード、太字部分です。
これにより、文章を読み始めてすぐの1、2秒で、文章の構造や重要なポイントを把握することができます。
サイレントリーディング
声に出して読む「音読」をしてしまっていませんか? また、実際に声に出してはいなくても、頭の中で発声しながら読む「脳内音読」をしている人は多いのではないでしょうか。「音読」や「脳内音読」をすると、音声のことを考える分だけ読む速度は落ちます。そのため、速く読むためには、頭の中で黙読する「視覚的な読み方」を意識することが必要です。
例えば、「林檎」という単語。
これを、「林檎」→「りんご(音声)」→「🍎」と認識するのではなく、「林檎」→「🍎」と認識するようにしましょう。文字と意味・イメージを直結させるということです。
これは英語の速読でも有効なやり方です。

指やペンでなぞって読む
指やペンで文章をなぞりながら読みましょう。
というのも、文章を読むときに意外と時間を取られてしまうのが、文章中での遭難や読み飛ばしなのです。つまり、「どこまで読んだか忘れてしまった!」「順番に読んでいたはずなのに、気づいたら読み飛ばしている部分があった…」のように戸惑っているうちに、時間をロスしてしまうということです。これらを防ぐことができるのが、指やペンで文章をなぞり、視線を誘導するという読み方です。
1単語ずつではなく、まとまりで読む
読むのに慣れていない人ほど、1単語ずつ認識してしまいがちです。ですが1単語ずつ読んでいるとどうしても全体を読むのに時間がかかります。
そこで、1単語ずつ読むのではなく、フレーズや意味のかたまりで読む練習をします。
たとえば「昨日、駅で友達に会った」という文章。
これを、「昨日」「駅で」「友達に」「会った」と1単語ずつ読まずに「昨日駅で」「友達に会った」とかたまりずつで読むようにしましょう。

繰り返しているうちに、一度に読める量が増え、読むスピードが格段に上がります。
日常的にトレーニングする
「速読トレーニング」を日常に取り入れることで、読むスピードは確実に向上します。
タイマーを使って自分なりに訓練するのもよいですし、スマホアプリや専用の速読教材を活用してみるのもよいでしょう。
手始めに、以下のサイトで速読力を測ってみましょう。
語彙を増やす
知らない単語が多いと読むスピードは遅くなります。
「躊躇う」「瑕疵」「昔取った杵柄」……。国語の文章には、日常では使わないような単語・表現が当たり前に出てきます。また読めない漢字も出てきます。その度に「どんな意味だっけ?」「なんて読むんだろう」と考えていると大変です。立ち止まるせいで読むスピードが落ちることはもちろん、文章全体の内容がなかなか頭に入りません。
そのため語彙力を向上させることが必要です。日常的に辞書を引いて語の意味を確かめたり、新聞などを読んで日常会話では使わない表現に触れたりすることで、語彙を増やすことができます。

まとめ
【速読の意義】
- 問題を時間内に解き終わるため
- 問題演習をたくさん行うため
- 他の教科でも役立つ「情報処理能力」を上げるため
読むスピードを上げる7つのテクニック
- タイトルから主題を見抜く
- プレビュー(スキミング)を行う
- サイレントリーディング
- 指やペンでなぞって読む
- 1単語ずつではなく、まとまりで読む
- 日常的にトレーニングする
- 語彙を増やす
速読の意義、速読力を上げる7つのテクニックについて今回はお伝えしてきました。
本記事で紹介した学習方法を参考にしながら、受験において重要な要素である速読力を高めていきましょう。速読力を付ける方法についてもっと知りたければ、ヨミサマ。までお問い合わせください。
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この記事を編集した人
東大生がつくる国語特化の個別指導塾ヨミサマ。編集部です。ヨミサマ。講師の東大受験や指導の経験をもとに、国語や受験にまつわるお役立ち情報を発信していきます!