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子どもに国語ってどう教えればいいの?地方公立校から東大に合格した勉強法を伝授【読解・作文】
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プロフィール

YT
東京大学教養学部理科二類
剣道部
東京大学教養学部理科二類のYTです。剣道部に所属しており、最近はペンと同じかそれ以上に竹刀を握っています。趣味は音楽を聞くこと、読書をすることです。
子どもが国語を苦手としているけど「どう教えたらいいか分からない…」そのように頭を抱える保護者の方は多いと思います。
国語は他の教科と違って指導法が確立されておらず、「公式を当てはめれば解ける」ものではないため、答えを教えるだけでは成績が伸びない、そんな難しい教科だと思います。
国語が比較的得意だった方でも、自身もなんとなくの感覚で解いていたため上手く教えられない、といったこともあるのではないでしょうか。
実は私も、かつては国語が苦手でした。闇雲に解いて、出来たときとそうでない時の差が激しい不安定な科目だったのです。
しかし、高校の受験期に「ある勉強法」を実践したことで、文章の読み方が根本から変わり、成績が一気に向上しました。
そしてこの受験期の勉強法こそが、子どもに国語を教えるときの最大のヒントになるのではないかと気が付いたのです。
この記事では、私が実際に効果を感じた勉強法をベースに、家庭でできる「子どもの国語力を伸ばす教え方のコツ」を分かりやすく紹介します。
「子どもにどう国語を教えればいいか迷っている」という方は、ぜひ今日の勉強から取り入れてみてください!

独学での勉強で感じた限界
私が通っていた高校は、年に東大合格者が一人出るか出ないかくらいの田舎の公立の進学校でした。周りに大手の予備校や塾が無かった私は、様々な勉強法を試して悪戦苦闘しながら勉強していました。
しかし、国語、特に現代文は独学で参考書を解くだけでは成績があまり伸びませんでした。模範解答をみて納得はするのですが、どうやってその解答に辿り着いたか分からないことがあったり、また模範解答の出来に疑問を持ったりしてモヤモヤを抱えながら勉強していました。高3の夏ごろまでは、模試でも合格者平均に届くことが少なく、国語は苦手科目の一つだったのです。
その悩みを当時の国語の授業を担当してくださっていた高校の先生に相談したところ、私の悩みに合った勉強のしかたを一緒に考えてくださり、そこからある勉強法を実践することになりました。
答えを「教える」のではなく「一緒に辿り着く」同じ視点からの勉強
その先生が提案してくださったのは、先生と一対一で行う「解答の共同制作」とも言えるアプローチでした。具体的なステップは以下の5つです。
- 答えを見ずに、お互いが自力で解答を作る
- 二人の解答を比較し、分析する
- 議論して、二人で「より良い解答」を作り直す
- ここで初めて「模範解答」を見る
- 模範解答と比較・議論し、最終解答を作る
それぞれのステップについて詳しく解説していこうと思います。
【ステップ1】答えを見ずに、お互いが自力で解答を作る
まずは模範解答を一切見ず、自分が解いた文章、そして自分の解答を先生に渡します。この時点では模範解答を見ず、また先生にも模範解答を渡しません。先生自身にも同じ問題を本気で解いて、解答を作ってもらいます。
【ステップ2】二人の解答を比較し、分析する
「自分の解答」と「先生の解答」を見せ合い、照らし合わせます。ここで「どこが同じか(共通点)」「どこが違うか(相違点)」を徹底的に探します。
【ステップ3】議論して、二人で「より良い解答」を作り直す
お互いの解答の意図を話し合います。「なぜこの言葉を選んだのか」「この要素は入れるべきか」などを議論し、二人の解答の良いとこ取りをした「より良い解答」を一緒に作り上げます。
【ステップ4】ここで初めて「模範解答」を見る
二人で納得のいく解答ができた段階で、ようやく問題集の「模範解答」を確認します。
【ステップ5】模範解答と比較・議論し、最終解答を作る
「二人で作った解答」と「模範解答」を再度比較します。ここでも共通点と相違点を探し、「模範解答にあって自分たちに足りなかった視点は何か?」「模範解答にはないけどこの要素も必要なんじゃない?」などと話し合い、さらに解答をブラッシュアップさせます。この際に、模範解答にそっくりな解答にする必要はなく、これまでの議論をベースに二人が最も納得のいく解答を作ります。
この勉強法を先生と二人で行うようになってから、私の現代文の成績が見違えるように伸びて行きました。「解答を一緒に作り、議論する」という方法によって答えに辿り着くまでのプロセスが明瞭になり、読解しそれを言語化する過程がスムーズにできるようになりました。

結果、共通テストでは198点を獲得、2次試験でも合格者平均点を上回る得点を獲得し東京大学に現役合格することが出来たのです。
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家庭でも応用できる「対話型」の国語学習
実はこのやり方、「先生」のポジションを「親」に置き換えるだけで、家庭での国語学習に応用できるのではないかと思います。
このプロセスの利点には、以下のようなものが上げられます
1. 読解力アップの最大の壁「わかったつもり」を防げる
国語の勉強で一番やってはいけないのが、模範解答を読んで納得して終わることです。この勉強法では、模範解答を見る前に「ゼロから自分の言葉で答えを作る」というステップを必ず踏みます。これにより、自分の頭の中にあるフワッとした考えを、言語化する力が徹底的に鍛えられるのです。
2. 「対等な立場」が子どもの主体性やモチベーションを引き出す
親が子どもに勉強を教えるとき、どうしても「教える側(親)」と「教えられる側(子)」という上下関係ができがちです。すると子どもは受け身になり、「親が正解を教えてくれるの待ち」になってしまいます。
しかし、親も一緒になって取り組むことで、二人は「一緒に正解を探すパートナー」という対等な立場になります。「お母さんはこう思ったんだけど、あなたはどう思う?」と意見を交わすことで、子どもは自ら考え、発言する主体性を持つようになります。
3. 「間違い」を否定せず、思考プロセスを共有できる
通常の丸付けは、間違っていたらバツをつけて、正しい答えを赤ペンで書き込みますよね。でも、これでは子どもは「間違えた」という事実しか残らず、自信をなくしてしまいます。
この方法では、解答を見せ合うことで、「なぜそう考えたの?」と子どもがその答えに行き着いたプロセス(道筋)を知ることができます。「ここまでは合ってるね!でも、こっちの言葉を使った方がもっと良くなるかも」と、考え方を軌道修正してあげられるため、論理的な思考力が着実に育ちます。
4.親が絶対的な正解を与えなくてよい
家庭で国語を教える際、親御さんが一番ハードルに感じるのが「自分も正しい答えがわからない」ということではないでしょうか。
しかし、この勉強法の最大のメリットは、親が完璧な「先生役」になる必要が全くないことです。この方法の目的は、正しい答えを一方的に教えることではなく、「なぜその答えに行き着いたのかを一緒に議論すること」だからです。
もし模範解答を見たときに、親御さんの解答が見当違いに間違っていても問題ありません。むしろ「あ、私もここ見落としてた!」「あなたの解答の方が正解に近かったね、すごい!」と一緒に驚くことで、それは良質な学びの場に変わります。「正解を教えなきゃ」というプレッシャーを手放し、一緒に正解を探すプロセスを楽しむだけで、子どもの国語力は自然と引き上げられていくのです。
国語は「教える」のではなく「一緒に考える」科目
今回は、私が高校時代に行って成績を向上させた勉強法をベースに、家庭で実践できる国語の教え方をご紹介しました。
明確な解答や公式のない国語は、親御さんにとっても教えるのが難しい科目です。そこで、「完璧な正解を教える」のではなく「子どもと同じ目線で一緒に考える」という視点を持ってみましょう。
次回、お子さんから国語の質問をされた時は、ぜひ親御さんも鉛筆を持って、1問だけでも「一緒に」解いてみてください。そこから生まれる対話が、国語力アップへの一番の近道になるはずです!
ただ、そのような時間を十分に割けなかったり、より充実した対話学習を経験させたい!と感じる方もいるかもしれません。ヨミサマ。では、まさにそうした対話による解答作成を意識した授業を受けることができます。
東大をはじめとする難関大学所属の講師陣との対話を通して、読解力を徹底的に鍛えあげていくことができます。
気になった方は、ぜひ一度体験授業でその効果を実感してみてください!

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この記事を編集した人
東大生がつくる国語特化の個別指導塾ヨミサマ。編集部です。国語のプロフェッショナルとして、国語が苦手な生徒から東大受験対策まで述べ二千人以上を指導してきた経験を記事にしてお伝えします。完全独学で東京大学文科Ⅰ類に合格し、「成績アップは国語で決まる!」著者の神田直樹が監修しています。
