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【試験で緊張して実力が出せない人へ】本番に強くなるための5つの対策
目次
はじめに
こんにちは!ヨミサマ。編集部です!
「いつもなら解ける問題なのに、本番になると急にできなくなる」
「緊張で頭が真っ白になり、気づいたら時間が足りなくなっていた……」
試験について、このような経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。

実は、私自身も共通テストで、緊張のせいで大きく失敗してしまったことがあります。数学ⅡBの試験で、とてつもなく緊張してしまったのです。
数学ⅡBは、東京大学志望者にとって最低でも90点が求められる科目です。中でも微積分は「満点を狙うべき比較的易しい分野」とされていました。ところが私は、その微積分の基本問題である第2問から混乱してしまいました。そこから焦りが連鎖し、最終的な得点はわずか65点。しかも、微積分の得点は、本来もっと難しいはずの他分野よりも低い結果になってしまいました。
問題が特別難しかったわけではありません。緊張のせいで、問題の難易度以上に解くことが難しくなってしまったのです。
どれだけ勉強をしても、あるいは勉強すればするほど、本番では緊張が立ちはだかります。よって、試験で結果を出すためには、学力を上げることだけでなく緊張とうまく付き合うこともとても大切になってくるのです。
そこで今回は、試験につきものの緊張との向き合い方について紹介していきます。
なぜ緊張してしまうのか
私たちは、どうして緊張してしまうのでしょうか。
生まれつき緊張しやすく、大事な場面のたびにそれに悩まされてきた私は、「自分はどんなときに緊張するのか」を考えてみました。すると、ある共通点が見えてきました。
それは、慣れていない状況に直面したときに緊張しているということです。
例えば、私は人前で話すことにはほとんど緊張しません。仮に千人の前で話してほしいと言われても、それほど緊張しないと思います。実際に似たような経験もあり、そのときも落ち着いて話すことができました。しかし、人前で歌うとなると話は別です。たとえ4人しかいないカラオケでも、声を大きく出すのが難しくなります。家で一人のときにはしっかり歌える曲でも、人前ではうまく歌えないことがあります。
さらに、人前で話すことも、昔から平気だったわけではありません。小学校の運動会で、全校生徒の代表として選手宣誓をしたことがあります。そのとき、300人ほどの生徒とその保護者を前にして、とても緊張したことを今でも覚えています。
こうした経験からわかるのは、緊張は「慣れ」と深く関係しているということです。つまり、本番で緊張しにくくするためには、試験の環境を慣れ親しんだ環境に近づける工夫が重要になります。

試験当日の環境を、特別な環境ではなくいつも通りだと思えるように準備をしておくこと。これが、緊張を和らげるための大きなポイントになります。
緊張しない方法5選
ここからは、試験のときに実際に使える緊張対策を5つ紹介します。
どんな試験でも、誰でも活用できる方法なので、ぜひ参考にしてみてください。
① 試験会場の事前調査
試験は、単に問題を解くだけが全てではありません。
多くの場合、試験会場は普段とは違う場所ですから、まずはその場所に無事たどり着き、落ち着いた状態で試験を受けられるコンディションを整える必要があります。そうしてやっと、問題を解くことに向き合えます。ですので、試験会場で落ち着いて問題を解くための準備をしておく必要があります。
そこでおすすめなのが、事前に会場へ行ってみることです。

実際に行ってみると、「教室の場所が分かりにくいな……」「思ったより電車が混んでいる」など、行ってみないとわからないことに多く気づくことになるでしょう。
もし、本番当日になって初めてこれらの新しい情報に直面すると、それだけでストレスになり、知らないうちに緊張が高まってしまいます。しかし、事前に確認しておけば、対策を立てたり当日の流れをイメージしたりすることができるので、当日も落ち着いてその環境と向き合うことができます。
また、住んでいる地域や試験会場の場所によっては、試験会場に事前に言っておくことが難しいかもしれません。その場合は、徹底的に下調べをしておくとよいでしょう。地図アプリで道順を確認する、会場周辺の写真を見る、合格体験記を読む、などがおすすめの対策です。これらの情報をもとに当日をイメージしてみて、不安要素を一つずつ潰しておきましょう。
これらの対策が、当日の緊張を大きく和らげてくれます。
② 本番に近い環境での模擬練習
家や自習室で模試を解くことがありますよね。そのときは、問題だけでなく環境も試験に近づけてみましょう。
例えば、机の上を試験会場と同じように何も置かない状態にする、スマートフォンや余計なものは視界に入らない場所に置くといった工夫です。慣れ親しんだ机がいつもと違う見え方をして、少しピリッとした気持ちになれるかもしれません。
私自身は、家で勉強するときに一度10分ほど外を歩いてから勉強を始めるようにしていました。試験に必ずつきものの、試験会場への移動を再現していたのです。こうすることで、本番でも「いつもと同じ流れだ」と感じやすくなり、落ち着いて席につくことができました。

また、「試験会場が静かすぎて緊張してしまう」「人が近くにたくさんいる環境では集中できない……」など、自分の緊張のスイッチがわかっている人は、それと同じ環境を積極的に再現してみるのも良いでしょう。静かな部屋で模試を解く、人がたくさんいる自習室で勉強する、などです。
もちろん、そうしてストレスのかかる環境で勉強した後には、リラックスする時間もしっかり取りましょう。
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③ 五感を活用して「慣れ」をつくる
実は私たちの緊張は、意識的なところだけでなく無意識的なところでも起こっています。いつもとは違う環境に身体が無意識的に反応してしまっていることが、緊張状態を引き起こしているということです。そこでおすすめなのが、五感を味方につけるという方法です。身体の方からいつも通りだと錯覚させていき、緊張しにくい環境を作っていきましょう。
たとえば、試験前に聞く音楽を決めておきましょう。その音楽を、普段リラックスしているとき(お風呂や休憩時間など)に聞いておきます。すると、その音楽を聞けば身体が自然と落ち着くようになります。歌詞がノイズになるという人や、試験中に頭の中で音楽がループするのが不安だという人は、自然音などを聞くのもよいでしょう。YouTube動画やiPhoneのデフォルト音源を使用すれば風の音や雨の音を聞くこともできるので、それを日頃から聞いておいて試験本番でも聞くというのもおすすめです。

また、嗅覚を味方につけるのもよいでしょう。好きな匂いのハンドクリームやルームフレグランスを毎日使用して、試験前にその匂いを嗅げば落ち着くようにするのです。
匂いは、思っている以上に私たちの心の状態を左右します。良い息抜きにもなるので、この機会に少しだけお出かけしてお気に入りのアロマグッズを手に入れるのも良いかもしれません。
④ 試験前の待ち時間の使い方を決めておく
試験当日は、会場に着いてからすぐに試験が始まるわけではありません。受験者が揃うまでの時間、問題用紙が配られる時間、試験開始直前の待機時間など、普段の勉強ではあまり経験しない静かな待ち時間があります。この時間にそわそわしてしまい、緊張が高まる人も多いでしょう。
そこで、この時間にやることをあらかじめ決めておくことをおすすめします。
例えば、社会や理科の語呂合わせを頭の中で唱える、英作文で使えそうな構文を十個思い出すといった方法です。
大切なのは、時間を有効活用することよりも、緊張を高めないことなので、試験に役立たない馬鹿らしいことをやってしまっても構いません。
ちなみに私は、落語『寿限無』に出てくる「寿限無寿限無五劫の擦り切れ……」というフレーズを頭の中で唱えていました。羊の数を数えるというような単純なことでも、緊張対策としては十分効果があります。
⑤ 試験前ルーティンを作る
最後におすすめなのが、試験前のルーティンを決めておくことです。勉強前にいつもやっている行動を、本番でも同じように行うことで、これはいつもの勉強と同じだと体に感じさせることができ、いつも通りの実力を出すことができます。
例えば、軽く伸びをする、目を閉じて眼球を動かす、足首をぐるぐる回す、などです。簡単なことで構いません。座ったままできる、周りの人の邪魔にならないルーティンを作ってみましょう。

私の場合は、上を向いて深呼吸するというルーティンを作っていました。
試験前にこれをすると、自然と気持ちが落ち着き、よし、始めようという状態になれたのです。
まとめ
試験本番で緊張してしまうのは、当たり前のことです。そして多くの場合、その原因は慣れていない環境にあります。
そのため、普段から試験の状況に慣れておく工夫をすることで、試験本番での緊張を防ぐことができます。
この記事では、試験の緊張を和らげるための方法として、次の5つを紹介しました。
- 試験会場を事前に調べておく
当日の移動や会場の雰囲気をイメージしておくことで、不安を減らすことができます。
- 本番に近い環境で模擬練習をする
机の上の状態や試験前の流れを本番に近づけることで、本番でも落ち着いて取り組めるようになります。
- 音や香りなど五感を活用する
リラックスできる音楽や香りを日頃から使い、それを本番でも使用することで、身体の方から落ち着かせることができます。
- 試験前の待ち時間の過ごし方を決めておく
試験前の静かな時間に何をするかをあらかじめ決めておくと、余計な不安や焦りを防ぐことができます。
- 試験前のルーティンを作る
深呼吸や軽いストレッチなど、毎回同じ行動をすることで「いつも通り」の感覚を作ることができます。

試験に対する思い入れが強かったり、勉強をたくさんしていたりするほど、緊張してしまうものです。ですが、その緊張のせいで思うように実力が発揮できなければ元も子もありません。学力を高めることがしっかりできた人は、その学力を発揮する準備までしておきましょう。
そうすることで、あなたのこれまでの頑張りが、試験当日に大きく花開くことになるでしょう。
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この記事を編集した人
東大生がつくる国語特化の個別指導塾ヨミサマ。編集部です。国語のプロフェッショナルとして、国語が苦手な生徒から東大受験対策まで述べ二千人以上を指導してきた経験を記事にしてお伝えします。完全独学で東京大学文科Ⅰ類に合格し、「成績アップは国語で決まる!」著者の神田直樹が監修しています。

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