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【国語】東大生がオススメする模試の復習法【高校受験・大学受験】

更新日:2026.05.11

プロフィール

まっくすさん

まっくす

ヨミサマ。講師
出身:山形県
所属:東京大学教養学部理科2類
学校推薦型選抜にて合格

山形という場所になじみのない方も多いであろう東北の片田舎から、大都会・東京へ推薦で進学しました。東大を選んだ理由は、一見矛盾していますが、山が大好きだからです。

はじめに 国語とは

みなさんは国語に対してどのような印象を抱いているでしょうか?「おもしろい」「つまらない」「解けない」「わかんない」など、さまざまな感想をお持ちかもしれません。その中でも特に浮かび上がる悩みが、「記述問題の自己採点の仕方がわからない」ではないでしょうか。

特に評論や小説の記述問題では、自分の解答を模範解答と見比べても「どの程度あっているのか」「丸としていいのか」判断に迷うことが多いと思います。また、模試やテストで返却された自分の解答を「どう復習して次に活かすか」わからないという悩みも、多くの受験生が抱えているのではないでしょうか。

本記事では、国語の効果的な復習法について、実践的な方法をご紹介します。自己採点のコツから思考プロセスの分析まで、記述問題で得点を伸ばすための具体的なアプローチをお伝えしていきます。

復習法① 記述問題の正しい自己採点方法

ここではまず、自己採点の具体的な手順についてご説明します。

ノートに鉛筆で書き込む様子

ステップ1:模範解答を要素ごとに分解する

最初にすべきことは、模範解答を要素ごとに分けることです。例えば、以下のような模範解答があったとしましょう。

「自分の感情は、言葉が混沌とした世界を大まかにしか切り分けることができないという性質を持つがゆえに、必ずしも正確には表現できないということ。」

この文を要素ごとに分けると、以下のようになります。

① 自分の感情は
② 言葉が大まかにしか切り分けることができないという性質
③ 混沌とした世界を
④ 必ずしも正確には表現できない

模範解答を要素に分けたのち、自分の解答と見比べて、それぞれの要素が含まれているかを確認します。これは、実際にヨミサマ。の授業で生徒さんの解答を採点する際にも用いている方法です。

ステップ2:採点時の重要な2つのポイント

ここで押さえるべき2つのポイントがあります。

ポイント1:頭の中だけでなく、実際に手を動かす

模範解答を頭の中で要素分解し、自分の解答と比較する方法は避けましょう。特に短い文章だと「頭の中でもできる」と思いがちですが、実際には要素を見逃したり、正確な比較ができなくなったりします。

(ちなみに古文の品詞分解も同じです。簡単だと思う文章でも、実際に手を動かして分解することで、見落としていた助動詞や掛詞が発見されることがあります。)

すべての要素を抜き出して書く必要はありませんが、模範解答に「スラッシュ( / )」を入れるだけでも、立派に手を動かして要素分解したことになります。

ポイント2:一字一句の完全一致は不要

模範解答と異なる言葉を使うと、「これで丸にしてもいいのか?」と不安になる方も多いでしょう。しかし、要素ごとに分けた後は、その要素で同じようなことが述べられていれば問題ありません。

先ほどの例なら、②の部分を「言葉は大雑把にしか世界を分割できない」、③を「無秩序な世界」と表現しても良いということです。言葉の意味に不安があれば、辞書やネットで調べるのも効果的です。自己採点だけでなく、語彙力も同時に鍛えられる一石二鳥の方法です。

復習法② 模試を次の学習につなげる思考プロセス

女子高生が勉強をしている様子

ここでは、返却された模試やテストを、次の学習にいかに活かすかについて説明します。

数学や理科では、間違えた問題を解き直したり、解答解説で思考の流れを追ったりしながら復習していますね。国語も基本は同じです。特に評論や小説問題では、「思考のプロセス」を追うことが極めて重要になります。

しかし、ただ漫然と解答解説を眺めているだけでは、復習にはなりません。ここでも「実際に手を動かすこと」と「不変のプロセスを見出すこと」がカギになります。

ステップ1:自分の解答の不足と過剰を可視化する

まず、復習法①で述べたように、解答を要素ごとに分解して、自分の解答がどの要素を落としていたのか、逆にどの要素を余分に加えていたのかを洗い出します。こうすることで、自分の弱点が目に見える形で明らかになります。

例えば、模範解答が「河川空間は、庭園と同様に竣工をむしろ起点として長い時間をかけた自然の力と人の手助けで初めて豊かな風景となるから。」であったとします。それに対して自分の解答が「河川空間は、都市空間のように人間の活動のみで完成するものではなく、時をかけ自然の力も加わることで徐々に完成していくものだから。」だとします。

この2つの解答を比べると、まず「庭園と同様に」という言葉が不足していることがわかります。また、結論は「徐々に完成していくもの」ではなく「その豊かな風景がはぐくまれる」などといった趣旨にする必要があることがわかります。さらに、全体の字数バランスを考えると「都市空間のように」という言葉は余分であることもわかりますよね。このように、要素を区切って比較していくとわかりやすいでしょう。

ステップ2:自分の思考のプロセスを追う

次に、自分がなぜそのような解答を作ったのかを思い出します。かなり前に解いた模試なら、理由を思い出すのは難しいかもしれません。そのような場合は、問題を解く際につけた印やメモを頼りに(つまり、問題を解くときは必ず印やメモをつけておきましょう)、解答の根拠を掘り起こします。

ステップ3:模範解答の思考プロセスと比較する

解答の根拠を思い出したら、解説に書かれている模範解答を導き出す思考のプロセスを読みます。そして、自分の思考のプロセスと何が異なるのかを丁寧に比較します。

この手順を踏むことで、「ただ眺めて終わり」という受動的な復習が、「論理的に考える力を養う」という能動的で効果的な学習へと変わります。模試で出た問題がそのまま本番に出ることはほぼありませんが、思考のプロセスに焦点を当てて復習することで、応用力のある真の国語力が身につくのです。

最後に

本記事では、国語の問題を効果的に復習する方法についてご紹介しました。

慣れていない方にとっては、最初は難しく感じるかもしれません。そのような場合は、友人や先生と議論しながら慣れていくことをお勧めします。(ちなみに対話を通じた議論も、非常に効果的な復習方法です。)

国語の復習は、単なる「解き直し」ではなく、自分の思考プロセスと模範解答を丁寧に比較し、論理的思考力を磨くプロセスです。本記事でご紹介した方法を実践することで、模試の結果を確実に次の学習に活かし、国語力の着実な向上につなげることができると思います。

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この記事を編集した人

ヨミサマ。編集部

東大生がつくる国語特化の個別指導塾ヨミサマ。編集部です。国語のプロフェッショナルとして、国語が苦手な生徒から東大受験対策まで述べ二千人以上を指導してきた経験を記事にしてお伝えします。完全独学で東京大学文科Ⅰ類に合格し、「成績アップは国語で決まる!」著者の神田直樹が監修しています。